(学校で教えてくれない経済学)
「NY市場は、4~6期最終商い日の30日の取引でダウ、25,817ドル,217ドル、0.9%高、S&P500,3,100、1.5%高、ナスダック、1,0058、1.9%高と揃って値上がりした。四半期で見れば1998年以来の最大上げ幅を記録した。ダウは四半期で18%高、S&P500は20%高、ナスダックは31%値上りとなった。5月の米消費者信頼感指数が市場予想を大幅に上回ったことを買い材料にした。一方、NY金が終値でオンス1,800ドルを達成した。新型コロナ感染拡大で逃避資産として金が選ばれた。新型コロナウイルスの感染拡大は止まる気配は見られない。米中対立は収まっていない。ファウチ米アレルギー感染症研究所所長は「米国で新型コロナウイルスの新規の感染者数が一日当たり10万人に増加する可能性がある。」と米上院で証言した。」と30日、米ブルームバーグ電子版が伝えた。
30日、ロイター電子版は「NY株式市場はダウ、S&P500,ナスダック共に値上がりした。恐怖指数VIXは30.43へ4.3%下落した。米債券が売られ米10年物国債利回りは0.6580%へ小幅上昇した。NY外為市場では1ドル=107.98円、1ユーロ=121.32円、1英ポンド=133.89円で取引された。英ポンドが対ドルで買われた。EUのバルニエ主席交渉官が「英国のEU離脱を巡る交渉で英国との合意が可能だ」と語ったことが英ポンド買いを支えた。
NY原油(WTI)はバレル39.94ドル、北海ブレントオイルは同41.63ドルと小動きに終始した。NY金は一時、オンス1,804ドルと2011年11月来の高値を記録した。同1,800.50ドルで取引を終えた。」と伝えた。
30日、NYタイムズ電子版は「①エアバス社が15,000人の従業員解雇を30日、発表した。新型コロナウイルス感染者拡大で世界の航空需要は2025年末までコロナ以前の状態に戻らないと同社CEOが」語った、②アディダス、人事担当CEOが辞任しした、同社の人種差別的文化に対する非難がジョージフロイド氏の5月25日の死亡以降高まっていた。アディダスは黒人およびヒスパニックの従業員の比率を30%にまで拡大すると30日、発表した、③30日、全人代は「香港安全法」を香港基本法に追加することを満場一致で可決した。これにより香港の世界の金融センターというレッセフエール(仏語:Lsaisez-Faire.(なすに任せよの意)が終わる可能性が出てきた。)と伝えた。
30日、WSJ紙電子版は「①シエル、BPの株価が冴えない。シエルは220億ドルのWriteDown(評価損)を発表した。エクソンはWriteDownを発表していない、②SNS通信大手、Netflixは1億ドルを黒人コミニュティー財団に寄付すると30日、発表した,③テキサス州で新型コロナウイルス感染が急拡大している。同州は一番最初にロックダウン(都市封鎖)を解除し経済優先に舵を切った。一方封鎖再開の最後の州となった」と伝えた。7月1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「済州島の小学校生徒に新たに新型コロナ感染者が確認された。カラオケ店の閉鎖が再開された。一方、EUは7月1日から韓国、カナダ、日本を含む14国に対して入国ビザ発給再開すると発表した。」と伝えた。(了)