「上海総合株価指数が6日、5.7%高と6連騰を記録した。6日発表の米ISM非製造業指数が57.1と予想外の改善を記録した。週明け3連休あとの6日のNY市場ではダウ,26,287ドル、459ドル,1.8%高、S&P500,3,179,1.6%高、ナスダック、10,433、2.2%高と揃って値上がりした。アマゾン、3,057ドル、5.8%高、Netflix,498ドル、3.6%高、テスラ、1,371ドル、13.5% 高が目立った。NY原油はバレル40.64ドル、横ばい、北海ブレント、同0.7%高で取引を終えた。原油相場回復は米シエール企業の減産が支えている。NY金はオンス1,795.30ドルと高値圏を維持した。NY外為市場では1ドル=107.38円、1ユーロ=121.43円、1英ポンド=134.13円とユーロ、英ポンドが買われた。」と6日WSJ電子版が伝えた。
6日のロイター電子版は「米ISM非製造業景況指数画57.1と11.7ポイント改善した。上昇幅は過去最大である。ISM統計責任者、アンソニー・ニエべス委員長は「慎重ながらも楽観的だ(Caucious optimistic)」と語った。サブ指数を見ると景況指数がプラス25で66、新規受注がプラス20で61.6、一方、雇用指数は5月の31.8から43.1へ改善したが弱い。サービス業で特に人員削減が進んでいる。」と伝えた。
6日、ブルームバーグ電子版は「①7月5日現在で、世界の新型コロナ感染者数が1,100万人を突破した。死者数が53万人を超えた。7月に入って米国の新規の一日当たりの感染者数は5万6,000人、6月時点から2%以上増え、290万人に近づいている。フロリダの増加率は5.3%、アリゾナは3.7%増、カリフルニアは2.1%増加した。インドの感染者数が69万7,000人を突破した。制限措置を解除した後、感染者が急増した。②世界の株式市場は新型コロナ感染急増を無視した。中国株高からアジア株高、欧州株高の流れでNY株もダウ、S&P500,ナスダック共に値上りした。6日発表された米経済指標好調も6日の株高を支えた。一方、世界銀行は2020年のGDPをマイナス4.9%へ下方修正した。世界銀行のチーフエコノミストに就任したカーメン・ラインハート氏は「反発と回復を混同することに真のリスクがある。本当の回復は少なくとも危機が始まる前とほぼ同程度に順調であることを意味する。現状はそれにはほど遠い」と語った。」と伝えた。ブルームバーグ電子版で「在中国欧州連合商工会議所のヨルグ・ワトケ会頭は「回復はV字でもなくチエーンソーの歯のギザギザで常に痛みを伴う形になるだろう」と話した。ワトケ氏は「年初にここまで経済が悪化すると予想する人はほとんどいなかった。世界経済はエレベーターで下って、上りは階段を使うような回復になるかもしれない」と語った。」と伝えた。
記事は少し古いが6月16日付けのWSJ紙電子版でHernanndesDaniel記者は「人が大勢集まる場所、換気設備が十分整っていない場所(Poor ventilation)、歌を歌ったり大きな声を出す場所がウイルス感染のリスクを最大化させる。ビズネス再開にあたり店選びする際の最重要ポイントである。マスクを義務付けているか。窓があるか。換気設備が整っているか。人と人の距離をとっているか確かめたい。換気は最大の要素だ。」と書いていた。(了)