「幅広い銘柄に買いが入りNYダウは26,642ドル、前日比556ドル高、2.1%大幅値上りして取引を終えた。S&P500は3,197、1.3%高と続伸した。一方ハイテク株主体のナスダックは10,488と0.9%高と比較的小幅の伸びにとどまった。」と15日、WSJ紙電子版は伝えた。
15日、ロイター電子版は「ダウ、S&P500,ナスダックが揃って値上がりした。15日から銀行の4~6期決算の発表がはじまった。JPモルガン、シティ、ウエルズファーゴ3行合計で貸倒れ引当金が470億ドル(約5兆円)を超えた。これは2008年金融危機以来に次ぐ額である。ウエルズファーゴは赤字決算を出し、配当を80%減額した。株価はJPモルガン、0.5%高、一方、シティ、4.0%安、ウエルズファーゴ、4.6%安と明暗を分けた。米FRBは金融機関に十分な資金供給を行っている。個人に対しては支払い延期措置が取られている。パニックは起こっていない。恐怖指数VIXは29.52ポイントと8.3%下落した。債券が買われ、10年物米債券利回りは年0.6250%へ2.3%下落した。NY外為市場では1ドル=107.26円、1ユーロ=122.27円、1英ポンド=134.71円で取引された。株高も利回り低下もドル相場に影響しなかった。NY原油(WTI)はバレル40.45ドル、北海ブレント、同43.08ドルと小幅に上げた。OPECは臨時の総会を開催予定であるが現行の減産幅を維持すると見られている。NY金はオンス1,813.00ドルと小幅上伸した。」と伝えた。
15日のブルームバーグ電子版は「①JPモルガン、シティ、ウエルズファーゴ3行が4~6期決算を発表した。JPモルガンは米国経済のV字回復は期待できないと発表した、②中国は176万トン、過去最大規模のトウモロコシを米国と購入契約した。これは第一段階での米中貿易合意に基づく、③15日、23番目の新型ウイルスワクチン候補が発表された、④英国が従来方針を転換して5G次世代通信網からファ―ウエイを締め出すと発表した。」と伝えた。
16日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英政権は米国の圧力を受けて5G通信網からファ―ウエイ製品の使用を認めないと発表した。2027年に向けて段階的に実施することになる。中国はこの発表を受けて怒りをあらわにしている。英国BTテクノロジー代表は「英国の5Gテクノロジーは既に幅広く浸透しており今回のファーウエイ排除により問題は全く懸念していない」と語った。駐英中国大使は「大いに失望した。英国は間違った決定をした。」と語った。英国は香港問題に加えて新たにファ―ウエイはずしで英中関係のさらなる悪化は避けられない。」と伝えた。ドイツZDFは「英国はファーウエイの英国からの締め出し決定で中国との関係がますます悪化すると見られる。」と伝えた。中国CCTVは「①米ポンぺオ国務長官は南シナ海問題で歴史的根拠を無視した発言をした。米国こそが国際法に違反している。」と外務省報道官は話した。」と伝えた。②中国の2020年1~6月期、貿易額は14.24兆元で前年同期比3.2%減少した。6月は増加した。アセアンとの交易が貢献した。」と伝えた。韓国KBSは「文大統領は15日大統領府で「大韓民国はコロナ危機を克服した。世界をリードする国として新局面に入った」と語った」と伝えた。(了)