「6月の米雇用数が480万人増加、失業率が11.1%へ5月の13.3%から低下を材料に2日のNY市場でダウは一時450ドル以上値上がりした。ところが、米国の1日当たりの新規の新型コロナウイルス感染者数が5万700人と感染拡大ペースが加速化した。7月4日の米独立記念日を控え、3日はNY市場休場もあり、さらにコロナ感染拡大懸念から引けにかけて急落、結局、前日比92ドル、0.4%安、25,827ドルで取引を終えた。S&P500は3,130ポイント,0.5%高、特にハイテク銘柄主体のナスダックは10,0207ポイントと過去最高値を2日連続で更新した。」と2日、WSJ紙電子版は伝えた。
2日、ロイター電子版は「NY株価3主要指数は揃って値上がり、今週の取引を終えた。6月の米雇用統計が相場を支援した。恐怖指数VIXは27.68と3.3%低下した。米10年債利回りは0.6690%へ低下した。NY外為市場では小動き、1ドル=107.49円、1ユーロ=120.83円、1英ポンド=134.02円で取引された。EUとの英国離脱交渉が結局、物別れに終わり、英ポンドが売られた。NY原油(WTI)はバレル40.31ドル、1.3%高、北海ブレント、同42.76ドル、1.7%と共に値上がりした。米雇用統計で買い安心感が出た。NY金はオンス1,787.60ドルと小幅下げた。同1,800ドル目標達成で一服感が出ている。」と伝えた。
2日、ブルームバーグ電子版は「米労働省は6月、非農業部門雇用数を480万増、5月雇用数を270万増への修正を発表した。6月、米失業率は11.1%、5月の13.3%から改善した。本来失業者とみなされるべき多くの回答者が雇用に含まれている。雇用されていると誤って分類されている問題点は解決されていない。大きく変更すると統計の連続性が問われる。一方、米国全体の失業率は11.1%だったが、黒人の失業率は5月の16.8%から15.4%へ改善したが高い。ヒスパニック(スペイン語を話す米国民)の6月の失業率は5月の17.6%から14.5%へ低下したが依然高い。白人の6月失業率は5月の12.4%から10.1%へ低下した。米家計調査によれば、6月、米国人2,800万人が恒久的に職を失った状態にある。5月から58万8,000人増加した。いはゆる「U6」失業率18%へ低下した。「U6」には①やむ得ずパート勤めしている人、②積極的に職探ししていいない人が含まれている。」と伝えた。
2日、ブルームバーグ電子版は「米フロリダ州で感染者、死亡者数が共に過去最高に達した。アリゾナで新たに3,331人増加、8万7,400人に達した。同州の検査で陽性と出た人の半値は37歳、3月時点では65歳だった。テキサス州ヘイズ州では半数が20台だった。米国感染者の急増の背景には感染者の若者化だ。マスクを着用しない。コロナなんか関係ないとする空気が強い。トランプ大横領は2日「米雇用統計は我々の政策が正しかったことを示した」と語ったあとマスクをつけると明言した。」と伝えた。2日、ヤフーファイナンス電子版は「5月出荷物台数9万台と発表した後テスラ株が1,208ドルと8.0%値上りした。同社の年間販売台数は34万台に過ぎないが一人気を吐いている。一方アメリカン航空は12.50ドルと2.4%下落した。カーニバルも15.88ドル、2.9%安と冴えない。」と伝えた。(了)