「中国と米国と間で緊張が高まる中、ファイザーとバイオテク共同開発ワクチンが米当局から注文を受けたと伝えられ、NY市場は買いが優勢になり、22日、NYダウは27,005ドル、165ドル、0.6%高で取引を終えた。S&P500、3,276、0.6%高、ナスダック、10,706,0.2%高でと取引を終えた。一方、6月の米中古住宅販売高が20.7%増と過去最大の伸びを記録した。住宅ローン金利の低下が背景にある。tくぁだ、米国内で新型コロナ感染者が一部に鎮静化の動きは見られるが、失業者が高止まりしている。都市封鎖再開の動きなどで先行き楽観できない。」と22日、WSJ紙電子版は伝えた。
ブルームバーグ電子版は「世界で新型コロナウイルス感染者数が1,500万人を突破、ここ4日だけで新たに感染者数が100万人を超え、死者数は61万人を超えた。感染者ベスト3は米国400万、ブラジル、220万、インド120万と22日、ジョンズ・ホプキンス大が発表した。」と伝えた。WSJ紙電子版は「オハイオ、インディアナ、メネソタ3州では2/3の地域でマスク着用義務付けを22日発表した。ファウチ米疾病予防センター長は「新型コロナウイルスのeradication(撲滅)までの距離は計り知れないほど長い。」と語った」と述べた。
22日、ロイタ―電子版は「22日、NY市場は小幅値上りした。新型コロナ感染拡大と米中関係悪化が依然として重しとなっている。個別ではファイザーが38.56ドルと5.1%高と一人相場をリードした。IBM,128ドル、2.1%高、マイクロソフト、211ドル。4.1%高と買われた。アマゾンは3,099ドルと1.2%安で冴えない。米債券が買われ10年物米債券利回りが0.6000%と低下した。NY外為市場ではドルが買い戻され1ドル=107.29円、1ユーロ=124.04円、1英ポンド=136.48円と対主要通貨で円が売られた。NY原油(WTI)はバレル41.91ドル、北海ブレント44.30ドルと小動きに終始した。NY金は利回り低下に敏感に反応してオンス1,865.10ドルへ大幅上昇した。金関連の一つのニュースとして近着のニューズウイーク(NW)誌日本版で「今年4~5月のロシアの金輸出が35億8,000万ドル、一方、天然ガス輸出額24億ドルを上回った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界のエネルギー需要が減り、一方、安全資産として金相場が値上りしたことが背景だ。2020年のロシア経済は6.6%減速する。」と買いた。
NW誌日本版では「墓穴を掘る中国に捧げるアドバイス」と題して、ミンシンパペイ、NW誌コラムニストが「中国は英国がファーウエイの限定的参入を認めた以前の決定を覆さないだろうと高をくくっていたから痛手だ。ファーウエイは将来的に5G製品ni産がほぼ不可能になる。米政府の規制強化でファ―ウエイの命運は既に尽きていた。2つ目の出来事は香港国家安全維持法だ。中国が狙っているのは収入の50%強、収益の3分の1を香港での
ビズネスに頼っているHSBCだ。しかし、報復措置として中国がHSBCを追い出せば、香港は国際金融センタ―の地位を失う。さらに中国人12万人が学ぶ英国留学を制限すれば中国は大きな痛手を被る。中印国境紛争も中国を益々孤立に追い込むだろう。」と書いた。(了)