「米労働省は、4日、10月米雇用数は26.4万増(9月;26,3万増を31.5万増へ上方修正)(予想:20万増)、10月、失業率は3.7%(9月:3.5%)と労働市場に緩みを示した。10月、時間当たり賃金は前月比0.4%増(9月;0.5%増)(前年比:4.7%増)(9月:5.0%増)と過熱感から抜け出した。」と4日、ロイター電子版が伝えた。4日、NY市場は米10月雇用統計発表のあと株価は反発、ダウは一時、560ドル以上値上がりした。WSJ紙電子版は「10月の米雇用は依然タイトな状態にある。一方、失業率は3.5%から3.7% へ増加と米FRBの利上げにまちまちのシグナルを送った。②習主席は4日、シユルツ独首相と北京での会談の際、ロシアの核使用に反対すると語った。③中国が航空機乗り入れ規制「サーキッドブレーカー」見直しが検討されていると伝えられコロナ規制緩和を期待、4日の上海総合、2.3%高、香港ハンセン5.3%高と反発した。1ドル=7.13元とオフショア人民元相場が対ドルで反発した。4日、NY原油先物相場が4%以上反発した。」と伝えた。
4日、NY株式市場で乱高下したがダウは32,403ドル、401ドル、1.26%高、S&Pは3,770と50ポイント、1.36%高、ナスダックは10,475と132ポイント、1.28%高で取引を終えた。個別銘柄では中国関連でキャタピラーが227.85ドル、3.92%高、1銘柄でダウを56ポイント押し上げた。恐怖指数VIXは24.55と2.96%低下、米10年債利回りは4.163%へ0.94%上昇した。 NY外為市場では1ドル=146.61円、1.04%安、1ユーロ=146.02円、1.07%高、1英ポンド=166.72 円、0.81%高で取引された。ドル指数が低下した。NY原油(WTI)はバレル92.60ドル、5.02%高、北海ブレントは同98.75ドル、4.31%高で取引された。中国がコロナ規制緩和への期待を相場に反映した。NY[1]金はオンス1,685.70ドル、3.36%高、ビットコインは2万1,172ドル、3.46%高で取引きされた。
5日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でドイツZDFは「ショルツ独首相はドイツ国内での批判の中訪中した。習主席との対面での会談でロシアの核兵器使用反対、人権問題に言及した。中国はロシアに圧力をかける姿勢を見せた。来年3月に交代の李克強首相と会談したがありきたりのやり取りがあっただけだった。政治面で成果は未知数。訪中は経済の為なのは明かだ。ドイツで開催のG7外相会合では対ロシア制裁で一致して当たることが確認されたことが成果と見られる。」と伝えた。シンガポールCNAは「①ショルツ、独首相は習首相との会談でウイグル人権問題を批判した。核兵器を使用しないことでは意見が一致した。ドイツ国内では中国依存からの脱却が世論の高まりを見せている。習主席は中国とドイツは協力が必要だと強調した。②ユン韓国大統領は10万以上の集まる集会には警備体制を
強化すると述べた。」と伝えた。トルコTRTは「エルドアン大統領はNATO事務局長と非公開で会談中」と伝えた。いつもながらの事であるが日本人の顔が見えてこない。前頭葉の活動に衰えが出てくると人は無気力、無関心になるそうだ。前頭葉を鍛えて欲しい。(了)