(学校で教えてくれない経済学)
「ロシア軍はウクライナ、ヘルソン州、ドニプロ川西岸から撤退したと11日、ロシア国防相が発表した。プーチン露大統領に大打撃となる。②米中間選挙、上院選でアリゾナ、ネバタ2州で民主党が勝利すれば民主党による米上院コントロールの可能性は残る。開票はネバタ90%、アリゾナ82%まで進んだが最終結果は出ていない。」と11日、NYタイムズ電子版が伝えた。11日、WSJ紙電子版は「①暗号資産交換業大手、FTXが11日、破産申請した。②低インフレ、利上げ減速期待から11日NY株は続伸した。③ウクライナ軍はロシア軍撤退の後、ヘルソンに入り国旗を掲げた。④米中間選挙で民主・共和接戦で最終結果は出ていない。⑤中国政府が入国検査でコロナ陽性反応が出た場合の隔離期間を7日から5日に短縮発表の後、香港ハンセン、7.7%高、上海総合、2.3%高と値上がりした。」と伝えた。11日、ブルームバーグ電子版は「①米インフレ率低下、米利上げ鈍化期待から11日のNY外為市場で一時、1ドル=140.43円までドル安・円高が進んだ。NY原油(WTI)が2.5%高。シンガポール鉄鉱石相場が8.2%高。ロンドン銅相場が3.4%値上りした。」と伝えた。
週末11日、NY市場でダウは33,747ドル、32ドル、0.10%高、S&P500は3,992と36ポイント、0.92%高、ナスダックは11,323と209ポイント、1.88%高で取引を終えた。ダウでは保険サービス、ユナイテッドへルスが522.00ドル、4.05%安、1銘柄でダウを145ポイント押し下げたことがダウの上げ幅を下げた。恐怖指数VIXは22.52経4.29%低下。米10年債利回りが3.811%と前日並みで終えた。NY外為市場で1ドル=138.74円、1ユーロ=143.66円、1英ポンド=164.21円で取引された。NY原油(WTI)はバレル88.86ドル、2,76%高、北海ブレントは同95.78ドル、2.25%高で取引された。NY金はオンス1,774.20ドル、1.17%高。ビットコインは1万7,775ドル、4.30%安と続落した。FTXの破産申請が影響した。
12日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「ロシアが併合したウクライナ4州の1州、ヘルソン州からロシア軍撤退をショイグ露国防相が11日、命令した。プーチン露大統領にとって破滅的だ。」と伝えた。ドイツZDFは「ロシア軍はヘルソンからの全面撤退を発表。しかし、3万人以上ロシア兵は残っている。ロシアは何故撤退を決めたのか。訓練不足の500以上のヘルソンに送られた兵士がドローン攻撃で50人足らずのみ残す大打撃を受けたことが契機となった。一方、ロシア軍はキーウなどウクライナ発電設備を攻撃した。停電を迫られたまま300万のウクライナ市民が避難を余儀なくされている。」と伝えた。米ABCは「米中間選挙結果で民主党が善戦した。バイデン大統領は「アメリカにとっていい1日となった。」と語った。」と伝えた。英BBCは「COP27で途上国から被害補償を求める声が相次いだ。」と伝えた。いつものことながら日本はどう行動するかである。日本では家で新聞を購読する家庭が減り、若者含め多くの日本人がSNS等でニュースを得ていると伝えられる。12日、さる一般紙一面トップは「失言で法相更迭」。日本人の関心を象徴する動きだろう。一人でも多くの特に若者が世界の動きに関心を持って欲しい。(了)