(学校で教えてくれない経済学)
「10月の米求人件数が1,103.3万人増加(9月:93.7万増)と米労働省が1日発表した。経済全体には向かい風が吹いているが労働者への需要は減っていない。リセッション懸念はあるが求人件数が総失業者数740万人を大きく上回った。賃上げ要求が強まりインフレ圧力となる。2日の米FOMC会合で積極的利上げ継続を発表するとの警戒感から1日のNY株価は3指標とも値下がりした。②IEF(国際エネルギーフォーラム),マクモニグル事務局長は「足元の原油需給はひっ迫しているため原油相場は堅調である。されると語った。」と1日、ブルームバーグ電子版が伝えた。1日、WSJ紙電子版は「①タイトな労働市場を受けて米FOMCで大幅利上げ懸念からNY株価は値下りした。②マスク氏は、1日、広告依存を減らし利用者に8ドル/月の負担を求めると発表した。③欧米はロシア産原油制裁を強化しているがシシリー島でロシア産原油(Lukoil)の積み替えが「抜け穴」となっている。④米中間選挙を7日に控えて、インフレ対策で叩かれる怖れのあるバイデン大統領が特に接戦州で招かれざる客となっている。」と伝えた。
1日、NY市場でダウは32,653ドル、79ドル、0.24%安、S&P500は3,856と15ポイント、0.41%安、ナスダックは10,890と97ポイント、0.89%安で取引を終えた。個別銘柄ではアマゾン、96.79ドル、5.57%安、アルファベット、90.47ドル、4.27%安が目だった。恐怖指数VIXは25.31と0.27%低下、米10年債利回りは4.048%と4%台を維持した。NY
外為市場では1ドル=148.21円、1ユーロ=146.32円、1英ポンド=170.16円で取引された。NY原油(WTI)はバレル88.75ドル、0.21%高、北海ブレント、同94.75ドル、0.12%高で取引された。NY金はオンス1,650.20ドル、0.03%高、ビットコインは2万452ドルで取引された。
2日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「地中海の水温が11月に入ってなお21℃である。今後気温が上れば多くの生き物が死んでしまうと海洋学者は口をそろえて怖れている。今年フランスでは山火事が多発した。陸上でも高温が続いている。1日、コルシカ島では32℃、リオンで31℃を記録した。11月の気温として過去2番目に高い。10月の気温は昨年比7℃高かった。②中国河南にあるホンハイ精密工業傘下の中国最大規模のアイフォン工場で徹底したゼロコロナ実施で多数の出稼ぎ労働者が脱出した。」と伝えた。ドイツZDFは「電気代、ガス代を一般、企業別基準で上限設定することが1日、独連邦議会で決まった。当初来年3月実施予定だったが2月に繰り上げ実施する。財源にエネルギー企業の利益金が充当される。」と伝えた。シンガポールCNAは「釣り橋崩落で少なくとも子供50人含む134人が死亡した事故現場をモディ首相が1日、訪れた。葬儀費用含め死者を出した家族支援を約束した。与党のインド人民党の地盤だった。来年地方選挙がある。責任者9名が逮捕された。」と伝えた。豪ABCは「韓国ソウルでの混雑事故で豪人1人含め156人が犠牲になった。当局は警備上のミスがあったと認めた。」と伝えた。日本では「監督」岸田首相の迷走振りが目立つ。「選手」国民は用心した方がよさそうだ。(了)