(学校で教えてくれない経済学)
「中国で新規コロナ感染者数が20日、2万6,824人と1日当たりの感染者数として過去最高に迫った。一部に規制緩和の動きはあるが、ゼロコロナ政策が堅持され、中国経済の先行き懸念が強まった。週明け21日、NY株は値下りした。」と21日、WSJ紙電子版が伝えた。21日、ブルームバーグ電子版は「①ウオルトディズニーが元CEO,ロバート・アイガー氏復帰で株価が反発した。動画配信ストリーミングサービス事業が競争激化により企業全体の採算が悪化、株価が大幅下落していた。②12月3,4日開催のOPECプラスの会合で当初の減産見込みから増産に転換すると伝えられNY原油(WTI)が一時、バレル75.30ドル迄値下がりした。③バハマに拠点を置く暗号資産交換業者FTX破産で当初期待された返金が不能となる可能性が出て来た。④ツイッターがセールス部門で追加解雇の見通しとなった。⑤メスター、クリーブランド連銀総裁は20日、CNBCテレビ出演し「景気抑制的な新たなリズムが出て来た。12月13,14日開催のFOMC会合で当初見込みの0.75%利上げを0.50%利上げへペースを落とすことに全く異論はない。」と語った。)と伝えた。
21日、NY市場でダウは33,700ドル、45ドル、0.13%安、S&P500は3,949と15ポイント、0.39%安、ナスダックは11,024と121ポイント、1.09%安で取引を終えた。個別銘柄ではウオルトディズニーが97.58ドル、6.30%高、1銘柄でダウを38ポイント押し上げた。一方、保険大手のセールスフォースが144.85ドル、2.15%安、1銘柄でダウを84ポイント押し下げた。恐怖指数VIXは22.36と3.29%低下、米10年物債利回りは3.840%と0.58%上昇した。NY外為市場では1ドル=142.09円、1ユーロ=145.50円、1英ポンド=168.00円で取引された。NY原油(WTI)は乱高下を経てバレル80.16ドル、北海ブレントは同87.58ドルで取引を終えた。NY金はオンス1,740.0ドル、0.82%安、ビットコインは1万5,578ドル、4.32%安と続落した。
22日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「①サッカーワールドカップでドイツチームはイエローカードを受ける可能性があると判断される人種差別反対を表明した「One Love」の腕章をつけての出場を断念した。FIFAから2日前に警告を受けていた。②ロシアによるウクライナヘルソンへのエネルギー施設含むインフラ設備攻撃が激しさを増している。ウクライナ全土で1,000万軒以上が停電している。170以上の病院が自家発電で対応している。」と伝えた。豪ABCは「①中国で20日、新規コロナ感染者数が2万7,000人に達した。北京、河南、広州と感染拡大地域が広がってきている。②ハリス米副大統領はフィリピン、マルコス大統領と20日会談「アメリカは軍事プレゼンスをフィリピンと共有している。」と語った。」と伝えた。シンガポールCNAは「マレーシア総選挙でアンワル元副首相率いる「希望連盟」82議席,ムヒディン前副首相の「国民連盟」73議席、「国民戦線」30議席の結果が出た。多数をとるための連立協議が始まった。」と伝えた。いつものことながら日本がどう行動するかである。岸田新政権開始1か月で閣僚が3人更迭された。いま九州場所が開かれている。日本全体が「ゆるふん」状態で危機感を感じる。(了)