ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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米FRB,4会合連続で0.75%利上げ、パウエルFRB議長「インフレ続伸の方がリセッションより怖い。利上げ見直しは余りに時期尚早だと語る。一方、

2022-11-03 17:34:28 | 経済学
米民主上院議員11名がパウエルに利上げ見直しの書簡送るとWP紙(学校で教えてうれない経済学)


「11月2日、米FOMCは政策金利を0.75%上げ、年3.75~4.00%とすると発表した。
今年に入り6回目の利上げ。4回連続の0.75%利上げとなった。会合のあとの記者会見でパウエルFRB議長は「利上げの一時停止(pause)を決めることは余りに時期尚早(very premature)である。」と述べた。2日、NYダウは一時、300ドル上げる場面もあったが、パウエル発言の後売られ、500ドル値下がりした。」と2日、WSJ紙電子版が伝えた。2日、FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「パウエルFRB議長は「米金利は当初予測より高いレベルでピークを迎える」と警告した。一方、利上げの結果、企業はマージン上乗せに走る。むしろインフレが加速する可能性について米FRBは明確に説明すべきだ。」と伝えた。2日、NYタイムズ電子版は「①ロシアが条件付きでウクライナからの穀物輸出に合意した。②米FRBがJambo利上げを実施、追加利上げ継続を併せ示唆した。」と伝えた。

2日、NY市場でダウは32,147ドル、505ドル、1.55%安、S&P500は3,759と96ポイント、ナスダックは10,524と366ポイント、3.36%安で取引を終えた。個別銘柄ではEVトップのテスラ、214.98ドル、5.64%安、Eコマース代表企業、アマゾン、92.12ドル、4.82%安、旧フエイスブック、メタ・バース、90.54ドル,4.89%安、グーグルの親会社、アルファべット、86.97ドル、3.87%安と大型ハイテク株中心に幅広く売られた。一方、品質問題でゼロ受注が続いていた787型機受注再開、事故機737MAX出荷好調材料のボーイングが147.41ドル、2.81%高で取引された。恐怖指数VIXは25.86と0.19%上昇、米10年債利回りは4.086%と0.89%上昇した。NY外為市場では1ドル=147.81円、1ユーロ=145.27 円、1英ポンド=168.39円で取引された。米FRBの今年6回目の利上げで年3.75~4.00 %を材料にドル指数が112.0%台に上昇、ドル買い需要を支えた。NY原油(WTI)はバレル89.36ドル、1.12%高、北海ブレントは同95.65ドル、1.05%高で取引された。NY金はオンス1,638.50ドル、0.68%安、ビットコインは2万178ドル、1.47%安で取引された。

11月3日は文化の日。祝祭日にはNHK/BS[ワールドニュース]の放送はお休み。ワシントンポスト紙(WP)にRachel Sieve記者が2日の米FOMC利上げに関連して長文の記事を掲載していた。概略紹介する。「2日,米FRBはFFレート(銀行間目標金利)を0.75%利上げで3.75~4.00%に達した。経済がリセッション入りかしないかの瀬戸際の水準に達した。米FOMC会合のあとの記者会見でパウエルFRB議長は「①インフレの継続は景気後退より悪い。②リセッションなしにいわゆる「軟着陸」は難しい。③インフレはこの先も続伸し長期間居座る。」と話した。NYダウはパウエル発言のあと500ドル下落した。住宅ローンや自動車ローン金利が自動的に引き上げられる。パウエル氏は「過剰な引き締めと理解していない。今利上げを一時停止することは余りに時期尚早だ。」と語った。インフレは中間選挙の争点になっている。ウオーレン、サーモンドなど11人の民主党上院議員がパウエルに書簡を送り見直しを求めた。」と書いた。米国は4%日本はゼロ金利。金融政策に限らない。北がミサイルを日本海に連日撃ち込んでも「遺憾」を連発するだけだ。生き物の体をなしていない。(了)


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舞台装置家・手書き文字作家、竹内志朗七十年の軌跡、西宮文化協会、十月行事講演会(スケッチ&コメント)

2022-11-03 06:32:48 | スケッチ


十月十七日(木)午後1時30分から舞台装置家・手書き文字作家、竹内志朗さんを迎えて西宮文化協会10月行事、文化講演会が開かれ楽しみにして出かけた。いつものように会場の様子をスケッチした。

冒頭、当会吉井良昭会長から当会理事、土井久美子氏逝去のお悔やみの言葉のあと「本日は竹内志朗さんからいろいろお話を聞かせていただきます。大変楽しみです。」と挨拶があった。

あと森村暁子、当会理事から「竹内志朗さんからお話を聞くのは当会として今回で2回目です。「見たことあるなー」。おなじみの手書き文字を本日会場に展示しています。竹内さんは昭和8年(1933)、大阪でお生まれ。89歳の今も、日々、舞台装置家として、手書き作家として現役でご活躍です。」と紹介された。

講演に先立ち、9月29日、NHKで放映された15分映像が会場正面に映された。「手書き文字は5万枚以上になる。」「100点やったらあかん。」「舞台が絵面から浮かんでくる。」「修正はしない。」「存在価値がなくなる。」という放送の中での言葉が印象に残った。

「母親が毎日のように芝居を見続けていた。それで芝居に興味を持ったのかなーと思います。」と話した。高校通学の傍ら関西演劇映画アカデミーに入学。高校卒業後図案会社でレタリングや印刷版下の技術を学んだ。舞台装置だけでは食べていけない。手書き文字をはじめた。

53歳の時に転機が訪れた。ブロードウエイで芝居「ゾルド」を見たのがきっかけだった。舞台装置担当になった。120%を目指した。10年かかった。「必殺仕事人」で藤田まことさんとの出会いに恵まれた。藤田まことさんにはオーラが出ていた。後ろ姿が好きなんです。藤田まことさんとは「剣客商売」入れて40年続いた。

「このごろ少しボケてきてまして。。。今まで何を話しましたかなあ。」と一息いれて「時間ありますか」と尋ねると、事務局から「あと10分ほどあります。」と返事があった。竹内さんは「舞台装置を作ったら予算がない。」と言われたときも「分かりました。」と予算内に収めることが出来るようになった。」とひと言あったあと質疑応答に入った。

最初に手を上げたご婦人が「繊細な絵をお描きです。用具など教えてください。」と聞いた。「消しゴム。6Bの鉛筆。ケント紙。水彩絵の具です。影など4回ほど塗り重ねて描いていくと古い感じが出てくる。」と答えた。

二番目に「朝日放送との縁は?」と聞いた。「友達の紹介です。舞台もだが文字も描きたかった。」と答えた。三番目に「日常インプットは❓思い付きですか?」と聞いた。「脚本を読んでからいろんなことを考えます。ほとんどが東京へ行く新幹線の中です。2~3時間あり、もってこいなんです。電話がかかってこないのがいい。仕事がしたくてと言うと、ウソや-と言われます。メモはしない。覚えてない。」と答えた。筆者はメモしないと講演録など書けない。ただ、メモすることで肝心なことが抜けてしまうのかもしれないなと竹内さんの言葉が印象に残った。

「竹内さんの文字のヒントは?」と質問が出た。「4ミリ以下の文字は描けない。平筆で描いています。本当に平筆さまさまです。」と答えた。竹内さんの手書き文字で「新婚さんいらっしゃい!」は1971年1月から。「探偵!ナイススクープ」は1988年3月から使われている。最後にさるご婦人が「竹内さんの優しいお顔や暖かいムードが大好きです。是非お聞きしたい。」と手を上げた。「秘訣はない。イライラしたら自分が損するだけだと思うのは若い時からです。どんな変更でも描いていると忘れてしまう。仕事は一切断らない。ご質問いただきありがとうがとうございます。」と竹内さんはここでまた、にこやかに答えた。

貴重な機会を用意いただいた西宮文化協会事務局にひたすら感謝である。(了)




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