(学校で教えてくれない経済学)
「感謝祭翌日の金曜日、ブラックホリデーの25日は午後1時までの短縮商い。NY市場は、ダウは上昇したがS&P500とナスダックは値下り、まちまちで終了した。②クレディ・スイス株は最安値を更新した、③中国中央銀行が預金準備率を0.25%引き下げを12月5日から実施する。準備率を減らした分、企業への貸し出しが増える。④投資家はブラックホリデー(感謝祭翌日の金曜日)商いの成果を見極めようとしている。」と25日、WSJ紙電子版は伝えた。25日、ブルームバーグ電子版は「①中国銀行が利下げを継続、コロナ被害に対応した。②ブラックホリデーの商いは表向き静かに終わった。」と伝えた。25日FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「ワールドカップでのLGPD差別や移民労働者への対応に抗議してロンドン交通局はバス、地下鉄内でのワールドカップ関連広告を禁止した。」と伝えた。
25日、NY市場でダウは34,347ドル、152ドル、0.45%高、S&P500は4,026と1ポイント、0.03%安、ナスダック、11,226と58ポイント、0.52%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは20.50と0.39%上昇、米10年債利回りは3.691と0.50%低下した。NY外為市場では1ドル=139.12円、0.47%高、1ユーロ=144.70円、0.36%高、1英ポンド=168.16 円、0.28%高で取引された。NY原油「WTI)はバレル76.28ドル、2.13%安、北海ブレントは同83.63ドル、2.08%安でと引きされた。ブルームバーグ電子版は「中国のゼロコロナ政策に基本的変更は見られない。中国の先行き需要減が意識されている。」と伝えた。NY金はオンス1,754.00ドル、0.48%高、ビットコインは1万6,534ドル、0.47%安で取引された。
26日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「イングランドの看護師労働組合が過去最大規模の8%賃上げ要求のストライキの影響が出てきた。がん患者や重症患者はいまのところ問題は出ていないようだ。②ブラックフライデーの25日、サッカーワールドアップ観戦するなかレストラン、オンライン注文も好調推移しているようだ。ただ、急激な値上りで必需品に限定した品選びが目立つ。」と伝えた。ドイツZDFは「ロシア原油に対する上限価格設定の議論がまとまらない。一方、ロシア軍によるヘルソン市へのミサイル攻撃で死者15人、35人が負傷した。」と伝えた。フランスF2は「避難移民の対応でフランスとイタリアの間で連帯が取れていない。一方、セルビアからハンガリー経由で移民難民が後を絶たない。冬が始まったなかで国境の難民キャプで過酷な生活が待っている。」と伝えた。カタール、主ジャジーラは「トルコとシリア国境でのトルコによるクルド人民党への攻撃が過熱している。」と伝えた。シンガポールCNAは「中国で25日、新規コロナ感染者数が3万3,000人を記録した。14億の人口の中国にとっては小さな数字だがゼロコロナ政策を継続、影響は大きい。」と伝えた。一方、日本関連ニュースでは政府は25日、「資産所得倍増プラン」で、株式や投資信託の運用益を非課税にする「NISA」拡充策として口座数、投資額を増やし「NISA」の利用を5年間で倍増すると発表した。日本では個人が保有する金融資産は2,000兆円。半分が現金・預金が占める。株式・投信は10%である。一人でも多くの若者にNISAが身近な存在になるよう政府も自治体もきめ細かく目配りして欲しい。(了)