「他山の石」という諺が蘇る(学校で教えてくれない経済学)
「週明け10月31日、NYダウはFOMC会合を控えて様子見、ハイテク株中心に値下がりした。月ベースでは14%値上がりした。②マスク氏はツイッターの一人経営責任者となり従業員の大量解雇計画を発表した。③ロシアは電力インフラと一般市民を標的にウクライナ攻撃を激化している。④OPECプラスは11月から減産に入る。31日、少なくともこの先20年間は世界の原油需要依存は不変。化石燃料との「決別」は危険との声明を発表した。」と伝えた。31日、ブルームバーグ電子版は「31日のNY株はハイテク株安がリードして値下がりした。11月は株価に影響する重要経済イベントが目白押しだ。11月1,2日のFOMCでの0.75%利上げは織り込んだ。しかし、12月14,15日開催のFOMCで0.75%利上げ継続か0.5%上げへ利上げペースを落すのか。会合の後の記者会見でのパウエル発言は特に注目される。さらに最大イベントの一つに4日の10月米雇用統計発表が控えている。その前の米製造業ISM雇用指数、同サービス業雇用指数も株価に影響する。②ユーロ圏の10月のインフレ率が10.7%(予想:10.3%)、一方、ユーロ圏の7~9月GDPは0.2%増(4~6期:0.8%増)へ鈍化した。ユーロ圏では大幅インフレは進行する。生産活動は低下する。スタグフレーションの兆候が表面化して来た。」と伝えた。
31日、NY市場でダウは32,732ドル、128ドル、0.39%安、S&P500は3,871と29ポイント、0.75%安、ナスダックは10,988と114ポイント、1.03%安で取引を終えた。恐怖指数
VIXは25.88と0.50%上昇。米10年債利回りは4.050%と0.99%上昇した。1ドル=148.68円、1ユーロ=146.95円、1英ポンド=170.55円で取引された。日米金利差拡大が再度意識されてドルは対円で0.8%上昇した。ユーロは、ユーロ圏の景況感悪化を受けて、1ユーロ=0.9882ドルと対ドルで0.8%値下がりした。NY原油(WTI)はバレル86.21ドル、1.92%安、北海ブレントは同92.78ドル、0.26%高で取引された。NY金はオンス1,636.40ドル、0.51%安、ビットコインは2万412ドル,1.06%安で取引された。
11月1日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCはロシアのウクライナミサイル攻撃激化を伝えたあとドーバー海峡を超えて英国に入国した難民の数が急増している。予算措置と悲惨なテント生活で内務相が非難の矢面に立たされている。」と伝えた。シンガポールCNAは「インド西部グジャラート州で橋が崩落した。125人しか渡れないところを500人が渡った。切符を無制限に発行していた。少なくとも134人が死亡した。」と伝えた。韓国KBSは「10月29日、ソウル梨泰院で152名の犠牲者を出した雑踏事故現場では深夜も献花が続いている。」と伝えた。中国CCTVは「31日、中国が独自に建設中の宇宙ステーション「天宮」と連結実験棟「夢天」搭載ロケットの打ち上げに成功した。」と伝えた。上海衛視は「台湾と金門島を結ぶ工費6億台湾ドル全長5.4キロの大橋が30日全通した。」と伝えた。香港TVBは「香港の7~9月GDPが4.5%減(4~6月1.3%減)と発表した。中国のゼロコロナ政策が大きく影響した。」と伝えた。様々なニュースが日々飛び交っている。「他山の石」という諺がある。他人事として見過ごさないことの大切さを教えている。(了)