中国は公式発表なしとロイター電子版(学校で教えてくれない経済学)
「7月の米PPI(生産者物価指数)が前月比0.3%上昇(予想・0.2%増)、前年同月比0.8%上昇した。一方、8月のミシガン大学消費者信頼感指数で1年先のインフレ期待率が3.3%(7月:3.4%)へ低下した。11日、NY市場はまちまちの反応を示した。ダウは小幅高、ナスダックは下げた。一方、債券は下げ、利回りは上昇した。NY外為市場では一時、1ドル=145.00円を付けた。日米金利差拡大が意識された。」と11日、ブルームバーグ電子版が伝えた。ブルームバーグ電子版は「中国銀行は省レベルで新に1兆元(約20兆円)の債務返済に充てる「貸し換え債」発行を決めた。景気対策の小さな一歩を踏み出した。」と伝えた。ロイター電子版は「①バイデン米大統領は中国の存在は「時限爆弾だ」と表明した。②中露海軍がベーリング海ではじめて合同軍事演習を行ったとロシア大統領府が発表した。中国からは公式の発表はない。米国を刺激したくない思惑が働いたと見られる。」と伝えた。
11日、NY市場でダウは35,281ドル、105ドル、0.30%高、S&P500は4,464と4ポイント、0.11%安、ナスダックは93ポイント、0.68%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは14.84と6.37%低下。米10年債利回りは4.158%へ1.86%上昇した。NY外為市場では1ドル=144.95 円、0.11%高、1ユーロ=158.68円、0.19%安、1英ポンド=184.06円、0.19%安で取引された。NY原油(WTI)はバレル83.04ドル、0.27%高、北海ブレント、同86.58ドル、0.21%高で取引された。IEAは11日「原油相場は2024年に弱い世界景気による需給悪化で小幅値下がりが予想されると発表した」とブルームバーグが伝えた。NY金は1,945.90ドル、0.06%安。ビットコインは2万9,430ドル、0.09%安で取引された。
12日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①海上移民施設で病人が発生した。入居をはじめた39人が急遽下船した。英政府のメンツは丸つぶれになった。同日、英仏海峡を渡り新たに755人が英国に上陸した。②英国の4~6月期GDPは前期比0.2%増加した。」と伝えた。シンガポールCNAは「シンガポールの4~6月期のGDPは前年同期比7.3%大幅下落した。多くの企業が景気の先行き懸念から新規の設備投資を控え賃上げを見送り消費が減退したと見られる。」と伝えた。上海、東方衛視は「①米大使館勤務の52歳の中国人の男がCIAに機密情報を流し見返りとして金を受け取っていたとして反スパイ法で逮捕された。②台風5号は河北省はじめ中国内陸部に甚大な被害をもたらした。③中国は10日、団体旅行規制を解禁した。名古屋便、沖縄便が増便される。」と伝えた。韓国KBSは「台風6号が予想外に韓国を縦断、大きな被害をもたらした。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ政府は人工ミサイルシステムのウクライナへの供与を決めた。ショルツ首相に公式発言はない。政権内に「戦争に巻き込まれるべきでない」という根強い反対意見がある。」と伝えた。フランス2は「ハワイ、マウイ島山火事は行方不明者が1,000以上の大きな被害をもたらした。」と伝えた。日本は古来情報を軽視する風土が根強い。そのため何度も手痛い目に遭っている。年寄りに出来る仕事を一つ挙げろと言われれば、情報は命に次いで掛け替えのないものだと、特に子供たちに話したり書き残したりしたいと日々思っている。(了)