
脊柱鍼(記事に書いた方の写真ではありません)
伝統鍼灸にはないのですが、七星鍼法に「腎臓を整える鍼」というのがあります。
写真で見てもわかるように背部兪穴にいくつか刺鍼する方法です。
これの考え方は、体表から直接臓腑に刺激を与えることが目的です。
たとえば、肝臓や膵臓などは、腹部から直接刺激を与えることができます。
しかし、腎臓はなかなか上手くいかないので、そのツボと足のツボを使います。
検証方法は、「腎が原因」と思われる腰痛の方に、この鍼をすれば腰痛が取れてきます。(取穴は難しいです)
先日、いろいろな症状を訴えて来た方がいました。
この方の病歴を見たら、ちょっと引いてしまいます。
1.腰椎横突起(L4.L5)、座骨、仙骨を骨折して、5年経った今でもために痛くなる
2. 一年前から左腕が痺れ、病院で悩の検査までしたのですが、「異常なし」だった
3.顔の歪みが気になる
4.天気が悪いと頭痛
5.肩凝りがひどいときがあり、(天気が悪いと頭痛)
6.ここ一年ほど飛行機に乗ると療法の膝から下が腫れる
病院では「エコノミー症候群」と言われた
さて、この方の治療はどのようにしたらいいのでしょうか。
1.骨盤
2.腰椎
3.腎臓
というところでしょうか。
非常に簡単に書きましたが、ポイントはそれだけです。