腹話術師のやないあつ子さんから時間許せばお越しくださいと尼崎市立小田北生涯プラザにて6月14日(金)午後2時開催のThe Variety Show Juneへ楽しみに出かけ、いつものように会場の様子をスケッチした。
やないあつ子さんは同じマンションにお住まいなので気持ちだけでも応援したいと思っている。この日もさる予約を時間変更していただいていたので終了挨拶なしで会場を後にした。閉会後玄関までやないあつ子さんが顔を出されたときには筆者の姿はなく心配かけたと後で知った次第である。
進藤悟郎ジャズバンド、Piano 進藤悟郎、Bass 奥崎久雄、Drums 宮本リョウジ Guitar 佐々木義弘の面々が舞台に入場、司会 堀内雅子さんが口火をきった。
人生には人それぞれ縁で結ばれている。出演者3人はどうして知りあったのかと司会者が向けたマイクに3人3様ににこやかに出会いを紹介のあと演奏がはじまった。
やないあつ子さんの冒頭の挨拶の中で「いっこく堂」さんのあとに「にこく堂さん」がなかなか出てこない」との言葉が特に印象に残った。
先日、やないあつこ子さんに「日本には人形浄瑠璃という優れた伝統文化がある。腹話術師もある種人形遣い師ではないか」などと門外漢の分際でえらそうなことを口にしたら参考にさせていただきますと答えられた。
会場に戻す。ジャズ 進藤エミ シャンソン 翔ユリ子のお二人はメリーアン、サマータイム、テネシーワルツ、先生のオリガン 枯葉、演歌では八代亜紀の雨の慕情など懐かしい曲が続いた。
腹話術では、一部で今年75歳とうたう人形キャサリーンと老人問題を取り上げた軽妙なやり取りで会場を沸かせた。二部は人形を変えて一人の男の子の人生を綴った。会場はほぼ高齢者が席を占めていた。それぞれが己に重ね合わせて胸打つものがあったに違いない。
ピアノ、バス、ドラム、ギターの4重奏あり、歌はシャンソンありジャズあり、そして腹話術ありのコンサートはユニークであり見ごたえがあった。(了)