27日のNY株はバイデン、トランプ両氏によるテレビ討論(日本時間・28日午前10時開始)と28日発表予定の米インフレ指数5月CPI待ちで様子見した。米1~3月GDP(確報値)1.4%増、個人消費が1.5%増と0.5%ポイント下方修正された。年内米利下げ「1回」を助ける。一方、日本では28日、東京の5月消費者物価指数が2.1%増と3か月ぶりに2%台に乗せた。日銀の利上げ政策にプラスとなる。「27日NY外為市場は債券利回り低下も1ドル=160.60円台を維持した。」と27日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
27日、NY市場でダウは39,164ドル、36ドル、0.09%高、S&P500は5,482と4ポイント、0.09%高、ナスダックは17,858と53ポイント、0.30%高で取引を終えた。マイクロンが時間外取引で発表した事業見通しが予想以下だった。エヌビディオ向けAIチップを供給している。エヌビディア株は時間内取引で123.99ドル、1.91%下落した。AI需要への過大な期待が見直しされているとブルームバーグは伝えた。一方、アマゾンは197.85ドル、2.79%高、1銘柄でダウを27ポイント押し上げた。
恐怖指数VIXは12.24と2.47%低下。米10年債利回りは4.289%と変わらず。NY外為市場では1ドル=160.70 円、0.02%安、1ユーロ=172.07円、0.23%高、1英ポンド=203.19円、0.165高。28日東京市場では一時、1ドル=160.98円までドル高・円安へ進んだ。NY原油(WTI)はバレル81.91ドル、0.21%高、北海ブレント、同85.39ドル、0.14%高。NY金はオンス2,337.80ドル、0.05%高。ビットコインは6万1,677ドル、0.06%安。
28日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英総選挙は中盤に入った。デイビー党首率いる自由民主党が一部に現行議席を4倍に増やすとの見方が浮上して来た。」と伝えた。フランス2は「①下院選挙の第一回投票まで3日となった。ある家庭を紹介する。息子はマクロンより国民連合を支持。長女は左派党。両親はまだ決めていないと答えた。
②イランで28日、大統領選挙が行はれる。街中の女性の服装に何かが変わったことが目立つようになった。」と伝えた。ドイツZDFは「①EU代表選びでイタリアのEU内部でイタリアにより関わってもらいたいと思う人が増えた。②南米ボリビアの民主主義が揺らいでいる。③カーボンニュートラル表示を厳格化、説明責任の明確化するようドイツ連邦裁判所が裁定を下した。多くのドイツ人が表示は怪しいと疑っている。」と伝えた。シンガポールCNAは「7月に中国とフィリピンがワシントンDCで協議すことが決まったとイワン比代表が世界経済フオーラムの会合で語った。」と伝えた。
バイデン、トランプとのDebate(討論)は日本時間午前11時30分現在継続中。米国には小学校からDebateを訓練する文化がある。日本にはない。与えられたものを受けいれる文化はある。バイデン氏は任期を全うすれば86歳。トランプ氏は82歳。CNNは2人に意見を求めた。二人とも全く心配していないと答えた。日本の年寄りも元気を出せと言いたい。(了)