「米労働省は7日、5月米就業者数(非農業部門)は前年同月比27.2万人増(予想:18.2万増・4月:16.5万増)と発表した。失業率は4.0% (4月:3.9% ).平均賃金は前年同月比4.1%増(4月:4.0%増)。次回FOMCは6月11,12日に開催される。」と7日、ロイター電子版が伝えた。7日、NY市場は利下げ時期が後退したとして株価は小幅値下りした。7日、ブルームバーグ電子版は「①5月米雇用統計で就業者数がエコノミストの予想を上回った。焦点が来週発表の5月米CPI(個人消費支出指数)に移った。②景気不安が後退した。NY金相場が3日ぶりに下落した。③予想を上回る雇用増加で米FRBの利下げ実施時期見通しを後退させた。」と伝えた。
7日、NY市場でダウは38,798ドル、87ドル、0.22%安、S&P500は5,346と5ポイント、0.11%安、ナスダックは17,133と40ポイント、0.23%安で取引を終えた。恐怖指数(VIX)は12.22と2.86%上昇。米10年債利回りは4.433%と3.52%上昇。NY外為市場で1ドル=156.73円、0.77 %高、1ユーロ=169.29円、0.09%安、1英ポンド=199.39円、0.20%高。NY原油(WTI)はバレル75.38
ドル0.23 %安、北海ブレント、同79.44ドル、0.54%安。NY金はオンス2,311.20ドル、3.33%安。ビットコインは6万9,438ドル、1.88%安でそれぞれ取引された。
8日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「スナク英首相がノルマンディー上陸作戦80周年記念式典で米仏カナダ首脳らが出席する国際的式典に欠席した。選挙戦で当初から日程が決まっていたが保守党内、有権者だけでなく「国の恥だ」と激しく非難され謝罪した。凡ミスに気付いたときは遅かった。総選挙にも大きな影響が出ると思う。スターマー労働党党首は出席していた。」と伝えた。シンガポールCNAは「①パキスタンのシャリフ首相が7日、習主席、李強首相と会談し空港に降りたったときから最高のもてなしを受けた。中国が進める「一帯一路」海上街道の最重要拠点である。パキスタンにとって中国は防衛・エネルギー面からも欠かせない。パキスタンの債務はGDPの70%を占める。IMFからの30億ドル債務返済が出来ないでいる.今回中国はパキスタンに650億ドル追加借款協定にサインした。②フイリピンの船舶とフイリピンEEZ内で中国海警局船と衝突した。フイリピンの前政権が中国と結んだ密約が背景にあると見られている。③韓国サムスン電子が賃上げを要求してストライキに入った。」と伝えた。韓国KBSは「韓国南東部沖の油田が有望視されている。埋蔵量1億7,000万バレル地区から掘削を始める。」と伝えた。問題は日本である。6月10日は旧暦5月5日。端午の節句である。十二支の午の月(5月)と5日の5が重なる。中国の風習が日本に入った。日本ではだんだん端午の節句を祝う家庭が少なくなった。昨日、所用があり梅田阪急から難波髙島屋へ回った。韓国、台湾、中国は端午の節句で連休になる。両店内とも外国人で大盛況だった。主要デパートの免税店額が昨年対比倍増と出ていた。野球の話で恐縮だがべンチの声が出ないチームは勝ちから見放される。元気に声を出して厳しい世の中を乗り切っていきたい。(了)