友達が『人民日報』という中国から送られてくる雑誌を持ってやって来ました。
そして、「これにすごいのが載ってますよ」というので、開いてみると、
【老中医(ベテランの医師)も認めた巨鍼療法】というのがあった。
読んでみると、「脳梗塞で動かなかった手足が動いて歩いている」という内容でした。
ちょうどそのころ、友達の奥さんが脳梗塞になり当院に治療に来ていました。
そして、日本でも、確か熱海の病院だったと思いますが、「脳梗塞をハエ叩きで叩いて治療している」という記事が載ったことがあった。
その記事を見た私は、「巨鍼を習いたい!!!!」と強く心に思った。
そして、中国からの留学生に頼んで、「巨鍼を習いたいから教えてほしい」という手紙を書いてもらい、それを斉斉哈爾の病院に送った。
しかし、待てど暮らせど返信はなく、半分諦めかけていたら、中国から通訳の方を通じて電話が入った。
「10月に巨鍼の講習会をするので来ませんか」という内容でした。
飛び上がるほどに喜んだ私は、「行く、行く、行きますよ。どうすればいいですか?」と言うと、
「こちらの準備が整ったらまた連絡します」ということになった。
それから中国行きの準備をするのですが、予定は3週間でしたので、
「3週間も治療院を閉めたら今来ている患者がいなくなってしまう」という不安に駆られた。
すると、妻の佐智子が「予約を取っておけばいいんじゃない」と言うので、「これだー」と、予約を取り始めた。
すると3か月先まで予約が埋まった。\(^o^)/
そして予定を立てて中国に行く準備をしたのですが、またも連絡が来ない。
気持ちが焦るので、中国からの留学生に頼んで電話も入れたのですが、「今はいない」とか、「出張に出ている」という返事ばかり。
日にちは過ぎていくので、悩みに悩んでいたら、遊びに来てくれる中国からの留学生が、
「上海だったら鍼のお医者さんを紹介できますよ。上海で教えてもらったらどうですか」という意見を出してくれ、とりあえず上海に渡ることにして、上海から連絡を取るようにしました。
そしていよいよ中国に行く日程が近づいてきたら、(生々しい話)ですが、当院の患者さんが次々を餞別を持って来てくれたのです。(30万ほどありました・笑)
その金額には驚きましたねー。
何もせずにお金をいただくのですから、申し訳なくて。
さて、それで上海に渡ったのはいいのですが、相変わらず斉斉哈爾の張先生とは連絡が取れず、1日に2~3回電話を入れました。
すると、ようやく、ようやくですよ、ようやく連絡が取れて、日程も決まりました。
そして言うんです。
「南方からくる先生方はコートがないからセミナーはしないことになった」と。
(斉斉哈爾は北方で、10月の末ともなると寒いのでコートが必要)
それにもガックリしましたが、そんなことはどうでもいいことで、要は巨鍼を習うことが最優先だったのです。
それから通訳の方に切符を手配してもらったのですが、これがまた日本のようにはいかないのです。
ブローカーに頼まないと切符が買えないのです。\(◎o◎)/!
そして無事切符も買えたのですが、通訳の方が、
「ほんとに行くんですねー。怖いです」と言うので、その時はその意味が分かりませんでした。
ちょっと長くなりましたので、きょうはこれぐらいにしておきますね。
巨鍼療法講習会のご案内
日時 :6月23日(日)13:00~15:00
会場 :新城針灸治療院
参加費:20.000円(税込)
講師 :新城三六(日本巨鍼療法創始者)
会場 :新城針灸治療院
参加費:20.000円(税込)
講師 :新城三六(日本巨鍼療法創始者)