（学校で教えてくれない経済学）
26日、NY市場でダウは39,127ドルと15ドル、0.04%高、S&Ｐ500は5,477と8ポイント、0.16%高、ナスダックは17,805と87ポイント、0.49%高で取引を終えた。28日発表の5月CPIコア指数(エネルギー、食料除く)待ちで全般様子見した。個別銘柄ではアマゾンが193.61ドル、3.90%高、1銘柄でダウを47ポイント押し上げた。「AIを巡る事業展開に楽観論が増え人気化している。クラウド事業業績拡大を支えた。26日、初めてアマゾンの時価総額が2兆ドル（320兆円）を超えた。」と26日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
恐怖指数VIXは12.55と2.265低下。米10年債利回りは4.334%と2.33%上昇。米ドル指数が106ポイントへ上昇した。NY外為市場で1ドル＝160.72円、0.66%高、1ユーロ=171.67円、0.36%高、1英ポンド=202.86円、0.14%高。一時、1ドル=160.87円と1986年以来最安値を記録した。NY原油（WTI）はバレル80.88ドル、0.06%高、北海ブレント、同84.47ドル、0.04%高。ＮY金はオンス2，309.80ドル、0.00%高。ビットコインは6万Ⅰ，009ドル、1.29%安でそれぞれ取引された。
26日、ブルームバーグ電子版は「①止まらぬ円安。米FＲB支配鮮明。日本は打つ手がない。円は対ユーロで過去最安値を更新した。外国為替市場では一日、7兆5，000億ドルが取引されている。日本政府は保有債券を売り円の調達資金に充てている。外貨運備に限界があり通貨防衛のために数千ドル以上を使うことが出来ない。介入に使えるのは2,000~3,000億ドルが限界と市場は見ている。神田事務次官は「行き過ぎた動きには必要な対処を取る」と繰り返した。米国の金融政策は「より高くより長く」の姿勢。米国への資金流入が続いている。結果、ドル高は続く。円は今年に入り対ドルで12%以上値下がりした。②2024年5月迄の米国内のＥV自動車の販売台数がテスラ61.8万台、一方、テスラ以外の合計台数が59.7万台とテスラ1強の時代に終止符が打たれた。」と伝えた。
27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①選挙前最後のスナク首相とスターマー労働党党首との討論会が26日開かれた。移民問題が中心議題となった。5月迄の段階では1万人と過去2年と変わらない。22年は3万人、23年は５万人だった。双方の議論はかみ合わなかった。スナク首相は討論は得意でポイントを稼いだようだ。スナク首相は巧みに差のある争点を避けようとした。本日の党首討論後世論調査が注目だ。投票日迄4日しかない。②ウイクリークス米機密文書実行犯を事実上認め司法取引自由の身となったアサンジ氏が26日、母国オ―ストラリアに帰国した。」と伝えた。ドイツZDFは「反ユダヤ主義はじめ人種差別関連のテロ事件が増加している。ドイツ連邦政府はドイツ国籍でないテロ容疑者の国外追放を26日、閣議決定した。連邦議会で新たな論議を呼ぶことは必至だ。」と伝えた。フランス２は「パリ五輪開催まで1月を切った。パリ市内上空半径150キロは飛行禁止になる。特にヘリコプターによる監視は重要のため連日実践訓練が続いている。」と伝えた。日々情報が氾濫している。トンボの目とウサギの耳が日々求められる。（了）
