ミス・ユニバース48年ぶり快挙の影に敏腕ディレクター(朝日新聞) - goo ニュース
ミス・ユニバース48年ぶり快挙の影に敏腕ディレクター
2007年06月20日19時00分
07年ミス・ユニバース世界大会で、日本代表の森理世(りよ)さん(20)が日本人として48年ぶりに優勝した。日本代表は昨年も2位入賞し、好成績が続く。美しさの「世界基準」を日本女性に伝えたフランス人の仕掛け人がいた。
ナショナル・ディレクター賞を受けたイネス・リグロンさん
記者会見に臨んだ森理世さん=東京都内のホテルで
52年に始まったミス・ユニバースは例年約80カ国の代表が参加。「ミス・ワールド」「ミス・インターナショナル」とともに世界三大コンテストに位置づけられ、中でも権威が高いという。
日本は開催当初から代表を送っていたが、59年に児島明子さんが優勝して以降、上位入賞からは長らく遠ざかっていた。国内では80年代に強まったミスコン批判、バブル経済後のスポンサーの撤退の影響でコンテストの廃止が相次ぎ、3大コンテストの国内大会や国内最大の大会・ミス日本コンテストでも応募者数が大きく減った。
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98年、日本のコンテストを活気づけようと、米国にあるミス・ユニバースの主催組織は、スーパーモデルの代理人として活躍していた仏人女性イネス・リグロンさんを派遣した。代表選出までを統括する「ナショナル・ディレクター」の役目だった。
コンテスト本番では、インタビュー、水着、ドレスの三つの審査が行われる。さらに本番までの1カ月間に各国代表とともに参加するチャリティーイベントでの人との接し方も評価対象となる。「自分に自信があり、思いを人に伝えられる『モダン・ウーマン』を求めている」と主催者側。
イネスさんは、日本で評価されがちな「可愛らしさ」よりも、世界で評価される「健康的な美しさ」「知性」「強さ」「コミュニケーション能力」を求め、応募者を選考した。今年は4000人超の中から選び出した10人ほどを、決勝までの約3カ月間、国内外から招いた専門スタッフとともに指導した。
指導は舞台での歩き方やポーズの取り方、舞台上での発声法やメーキャップにも及ぶ。体調を崩した女性には、栄養士が食事やサプリメント補給の指導をした。
私生活でも、新聞や世界のファッション誌を読んで勉強をすることや、品のある私服を着ること、むやみにやせるのではなく適度な筋肉をつけることなどを求めた。「歯を磨きながらでもできる」と、立ったまま足を後ろに上げるヒップアップのトレーニングをするよう言われた女性もいる。イネスさんは女性たちに言った。「舞台の上では、自分の理想やモットー、自信が頭や手の先からあふれ出るよう表現しなさい」
結果は出た。日本代表は03年5位、昨年2位。今年は77カ国の代表を退けて念願の優勝を果たした。手腕を評価されナショナル・ディレクター賞を受賞したイネスさんは、11日に開かれた森さんの記者会見で言った。「優勝は舞台の上だけで決まったわけではない。積み重ねたトレーニングの成果が出た」
世界のファッション事情に詳しく、今年のミス・ユニバース国内大会決勝の審査員も務めたファッション週刊紙「WWDジャパン」編集長山室一幸さん(47)は「世界のコンテストではその女性の生き方、社会意識や表現能力までもが美しさの評価基準になる。イネスさんはその価値を伝えた」と話す。
国内最大のミス日本コンテストで大会委員長を務める和田優子さん(49)は「『男性に選ばれるミスコン』ではなく、女性の目を強く意識して、『自分の生き方をアピールする舞台』と考える女性が最近増えた」。
記者会見で「美しさの秘訣(ひけつ)」を問われた森さんは間髪入れずに答えた。「自分のアイデンティティー、自分が何かを忘れないことだと思います」
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凄いですねー、
これがプロ意識か。
鍼灸師もこれぐらいのプロ意識があれば・・・、
無理かな・・・、鍼灸は暗い商売だし、古い人間は「目立つな!他所で勉強するな!この慎ましいワシを見ろ(笑)」みたいなことを言ってるようだから、安全圏だけを歩くように狂育(?)された人間は、そんなつまらん「たわ言」でも素直に聞くのだから。
鍼灸界は、あまりに現状維持派が多すぎるので、夢を持って入ってくる人には可哀相な世界で、この記事のようなプロを育てられる教育者も、なかなかいない。
いつかは鍼灸師界も、ミス・ユニバースの教育のようになって欲しいものです。
えっ?無理?あははは、
かもね。(^○^)