灘波千日前:しっとう屋
江嵜企画代表・Ken
日本画、猪熊佳子教室のクラスメートのお店でもある
灘波千日前の北野商店を、お見舞いも兼ねて訪ねたあと、
路地一本隔てて、徒歩2~3分のところにある、すし屋の
「しっとう屋」を尋ねた。
この店は、日本画教室の帰りにもたまに寄るが、材料が
新しく、メニューの一番手前に書いてある、散らし寿司を
恒例により注文、おいしくいただいた。
白味噌の魚の粗のはいった味噌汁、焼餅が二つはいった
お椀物、最後に、柿の実を材料に使ったデザートが出て、
締めて@1500円は、お勧めであろう。デザートに銀杏の葉を
一枚添えているところが店の主のこだわりにちがいない。
店をはいったらカウンターに客が一人、握りを注文しており、
おそらく食べ始め直後だろう、身じろぎひとつしないで、
手だけがせわしなく動いていたところを、色とりどりのお皿の
並んだ棚を背にスケッチした。
カウンターを左に目を追っていると、奥からはよく見えない、
あとで近づいて分ったが、寿司のネタに使う魚料理を、さばだとか、
サヨリだとか漢字で書いてあった。
店を出て、近くのジュンク堂なんば店へ立ち寄った。
実は拙著「ユニークに乾杯」が店に5冊出ていると、聞いていた。
店員に本の名前、著者、発行元をメモに書いて渡した。
なんと「画集」コーナーの棚に2冊並んでいた。
自分の書いた本を書店で見る。生まれてはじめての
体験を味わった次第である。
@2000円だから、買う立場に立てば、きついかなと
思いながらも、記念のために奮発した。買ったあと
もう一度棚を見た。当たり前ながら、一冊残った。
「サクラ」の自分の一打も勘定に入れて、5打数4安打だと、
自画自賛しながら家路に着いた。(了)
hallickからの報告↓です。
ブログが本になりました。
発売前に650冊ほどの販売が決まっていたそうです。
現在書店にて販売しています。