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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

恋愛のかたち

2007-12-23 10:31:57 | 女の子
 
 ドラマ『ガリレオ』が終わった。クールで、語るときはアツい湯川准教授は、内海刑事からの熱い視線を一身に受けていた。ただ、あれ以上のいい仲には、おそらくならないだろうと思う。

 いつかも書いたような気がするけど、男は何かに夢中になっているもの。それは仕事であったりスポーツであったり、はたまた趣味であったり。その打ち込む姿に女が惚れて、熱いアツい視線を送り、それに気付いた男が、振り向くかどうか…。
 一般に、男からアプローチなりプロポーズなりすることになっているけれど、最初の取っ掛かりは女から始まるのが、どうも“正しい”ようだ。俗っぽく言うと〈カマをかける〉というヤツだが、そうしてあとは、男に引っ張ってもらう形になる。
 振り向いてもらえるよう、女はおしゃれしたり化粧したりするのだが、どうしても振り向いてもらえない場合はどうするか。それはそれで、諦めるしかないのだが、男に比べて女は少なくとも精神的には頑丈にできているようだから、少々フラれても、回復は早いんじゃないかと思う。ただ、見た目きれいにするのも大事だけど、品を良くすることも忘れてほしくない。

 失恋なんかしていつまでもウジウジしているのは、どちらかというと男の方だ。表向きは平気なフリをしているけれど、内心は、男の方が断然弱い。
 それと、男が何かに夢中になるといっても、それがアニメの女の子ばかりだったり反社会的な趣味だったりしたら、それは熱い視線を受けることはできない。女のことばかり考えているようでもダメ。(恋愛についてのブログを書いているようでもダメ、かも)

 簡単にまとめるとこうなる。
 「仕事・趣味・スポーツなど←男←女」⇒「仕事・趣味・スポーツなど←男→女」

 たとえば仕事に打ち込んでいるにしても、女の子と話をするのに仕事のことばかりじゃいけない。そこは余裕というのか、社会や芸能、映画や宇宙の話もできないといけないだろうと思う。スカッシュや彫刻のできる湯川学も、きっとそうに違いない。〈専門バカ〉じゃ、男同士で付き合ってても面白くない。
 一方女性が、仕事なら仕事に打ち込む姿ってのもカッコいいけれど、何だか痛々しい気がするのも事実(『負け犬の遠吠え』の酒井順子さんも確か同じようなこと言ってた)。

 そうそう、断わっておきますが、僕はもう、惚れたの腫れたのいう年ではありません。恋愛についてはほとんど卒業ってところですが、その分、客観的な見方ができるんじゃないかと。

 ところで『ガリレオ』は、来年の秋に映画化されるそうです。テレビではちと物足りなかったし、子供とでもまた見に行きますか。

 全然関係ないけど、アメリカの防衛組織が大真面目にサンタさんを追跡する「NORAD」というサイトがあります。小さなお子さんをお持ちの方には、喜んでもらえるはずです。

 〔写真は、東京ミレナリオ公式ウェブサイトより〕

コメント
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