今月の給与明細票を見たら、年末調整で十数万円が戻ってきており、本来の所に収まっただけとは言え、嬉しいところ。(行政の、ちょっとした心遣いだとも言える)
だからというわけでもないが、お金は使うべし、というお話。
5月24日のJCB新聞広告に「買い物は、世の中を救う。」というタイトルで、大正時代の首相・高橋是清の言葉が紹介されていた。
大ざっぱに言うと「ある人が消費した2千円は、農・工・商の手に渡って10倍、20倍にもなる」というもの。(もちろんカード会社の広告だから、お金使ってほしいという思惑だし、「その時カードはJCB」というひと言も入っているんだけど)
二宮和也くんがCMやっているらしいから見た人もいるかもしれないが、一理ある考えである。お金は社会の潤滑油、あるいは血液という考え方もあることだし、もちろん無理のない範囲で、これは実践すべきだろうと思う。あなたが1000円払うことによって、もちろんあなたは商品やサービスを受けるわけだが、一方ではいろーんな人が喜んでくれる。それは一種のボランティアだとも言える。
また、法人の税は引き下げ個人の税は引き上げという話もある。まあ国として政府として、必要な経費というのはだいたい決まっているのだから、〈税制改革〉といえば何かを引き上げ、何かを引き下げるのは当然のこと。
税金高いの安いのと騒ぐエネルギーは、無駄なような気がしている。天引き後の手取りがそもそもの給料だと考えれば、痛くも痒くもなし。
ついでながら。雨の日の長い信号待ちでも、ワイパーをチャカチャカ動かしているクルマがほとんど。信号の色にしろ前の車の動きにしろ、停まっていればワイパー止めてたって判別はできるはず。電気食ってることだし、発進するまでは止めててもいいように思うんだけど。
買い物では1円でも安いものを求めるのに、こういうところで無駄遣いしているんじゃあね、と。
クリスマスや正月も近いことだし、誰かを幸せにするんだと思って、お金は使うべし。(ただそれで、物があふれ返ったり食べ過ぎ飲み過ぎたりして、自分が幸せでなくなったら元も子もないんだけど)
なおこの広告、今年の日経広告賞の優秀賞というのを受けたそうだ。