eSSay

エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

お屠蘇を飲みながら

2012-01-01 15:42:46 | エッセイ
 
 皆さんのお宅ではどうか知らないが、我が家では元日の朝、鏡餅の前で「年取り」という儀式をやる。これは、宮崎の実家での風習をそのまま受け継いでいるもの。
 家の主(僕)が子供やカミさんと一人ずつ向かって座り、お神酒を注いで飲んでもらったあと、取り箸でミカンと甘栗と干し柿と、そして子供にはお年玉とを1つずつ手のひらの上に乗せていく。品物それぞれには意味があるらしいのだが、詳細はよく知らない。風習だから、あまり深く考えはしない。

 さて新しい年の幕開けである。去年は世間的にも非常に大変な一年だったが、何事もない年ってのはあり得ないから、おそらく今年も様々に大変なことがあることだろう。それだけ覚悟しとけば、何てこたあない。
 古代マヤの暦が「2012」で終わっているとかで、滅亡の年だ、てな説もまたぞろ出ているようだが、1999年のノストラダムスと同じく、マスコミが煽っているだけという面も多々あるんで、乗せられないようにしないといけない。

 新聞によれば、今年はロシアやアメリカ、それに韓国でも大統領選挙があるってんで「スーパーイヤー」なんだそうだ。それらの結果次第で、世界の構図も変わってしまうらしい。
 いずれにしても、年が明けると前の年のことは忘れ去られがちになるものだが、東日本大震災にまつわる困難は続いていることだし、まだまだ忘れてはいけないだろうと、少々酒に酔った頭で考えるわけです。
 今年もよろしくお願い致します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする