ロンドン五輪ピックもきょうで閉幕。2週間ちょっと、いきものがかりの『風が吹いている』と併せて毎日のように楽しませてもらった。
メダル数が取り沙汰されるけど、日本選手はよくやったと思う。勝ち負けはほんのわずかの差で決まるのだろうし「たられば」言い出したらキリないが、人生や景気と同じく、プラスマイナスでちょうど収まっているのではないか。
水泳男子メドレーも卓球女子団体もバレー女子も良かった。どの選手/チームが各新聞社などから出される『総集編』の表紙を飾るのか気になるところだが、やはりなでしこか。頂点まであと一歩の、堂々の銀メダルは見事。
一方、快進撃を続けながらメダル取れなかったサッカー男子は、何とも残念。ただ五輪での4強は立派だし、何年後かにこの経験が生きれば、これはこれで無駄にはならない。
ともあれ、世界一あるいはメダルを目指して戦ってきた選手・スタッフの皆さん、結果はともかくお疲れさま。特に柔道男子なんか、「なーんだ、金メダル無しかよ」というのは大方の見方かもしれないが、選手たちが一体どれほどの努力を重ねてきたのか、世界と勝負することが一体どれだけ大変なことなのか、世界を相手にしたことのない一般人には理解できないだろうし、選手本人を間近で見てきた人でなければ分からないだろう。
日本中、いや世界中の多くの人が海外との勝負をしたことがないのだから、オリンピック敗者の気持ちがイメージできないのは当然と言えば当然。
ところで勝負の世界では、負けそうな方は悲しい顔になる、あるいは悲しい顔した方が負けるんだそうだ。当たり前のようでもあるし、「これ以上イジめないで」という意味なのかも知れない。そういう目で試合(あるいは討論)を見ると、興味深いものになるかも。
さてさて、オリンピックが終われば、忘れていたその他重大事がまた目に入ってくる。いじめ問題、東電ビデオ公開、消費税引き上げ、韓国大統領竹島上陸、…。新聞やニュースでそれらがトップで取り上げられるのを見るも、精神衛生上よろしくないには違いない。
〔写真は、MSN産経ニュースより〕