先日、イメージしただけでコンピュータ画面を動かせることに、サルを使った実験で成功したという記事があった。
コンピュータは今や、かの『白雪姫』の継母が使っていた〈魔法の鏡〉だと言える。質問すればたちどころに何でも答えてくれる、それはそれは便利なもの。答えが100%正しいかどうかは別として、いい時代に生まれたなあ、とつくづく思う。
調べたい言葉や事項をキーボード入力(あるいは音声入力)すれば、検索結果が出てくる。上記の実験のように、そのうち考えただけで検索できるようになるだろう。(ただし考えていることが他の人に分かってしまうのが難)
6年後の東京オリンピックの頃には、自動翻訳機というのも実用化されているだろう。イヤマイク型あるいはノドの辺りにぶら下げるタイプが、おそらく10万円くらいで買えるに違いない。
英語や中国語が使えるわけだから、海外からのお客さんとも自由に会話ができるはず。(きちんと翻訳してもらえるよう、正確な言葉遣いとうのは必要になる)
オリンピックの観戦方法も変わっていることだろう。テレビは〈64K〉くらい行っているだろうし、既に試作されているようだが、まるでピッチに立って実際にプレーしているように感じられる装置も完成しているだろう。(ひょっとしたら、スタジアムに行く必要はなくなっているのかもしれない)
その他、6年もあれば思いもよらない技術革新が成されているはず。
とまあ夢のある話ばかりしたけれども、その頃世の中一体どうなっているのか、福島は復興しているのか、そして会場となる首都圏に地震は来ていないだろうか、という切実な問題は残る。
それこそ「鏡よ鏡…」と聞いてみたいところだが。