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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

LGBTの時代に

2017-03-05 11:21:36 | 科学/考察
 古くは美輪明宏(敬称略。以下同じ)におすぎとピーコ、新しいところでははるな愛にマツコ・デラックス。男と女の区別があいまい、と言うかはっきり区別しなくていいような時代になってきた。
 そう言えば子供の頃にも、周りに女の子っぽい男の子はいたし、その逆も。気持ち悪がって、今思えばヒドいことも言っていたものだが、充分とは言わないまでも現在は理解もだいぶ進んできたのではないか。僕もLGBTの人たちと、さほど違和感なく話もできるし付き合えると思う。
 とは言え気持ち/感覚/つらさ/居心地の悪さは本人にしか分からないもの。おそらく体に合わない服をずっと着ているようなものなのだろう。しかしその服は、脱ぐに脱げない…。

 かく言う僕も、女性的な部分がある程度はあるのかもしれない。どちらかと言うと性格細かいし。特に中高生の頃は、同級生の女の子はもちろん、男の子も気になったものだ。どうも性ホルモンの影響のようだが。一方年を取ると、女性はオジサンみたいに、男性はオバサンみたいになるようだ。これも性ホルモンの影響らしい。
 いずれにしても程度の問題。心の比率が10:0であれ6:4であれ、おそらく体はどちらかに転ばざるを得ないのだし。

 井伊直虎がどうだったかは知らないし、卑弥呼は男っぽかったような気もするが、昔から自分の性に悩む人ってのは一定の数いたに違いない。今は「カミングアウト」という形である程度オープンにできるようになってはいるものの、自分の性に違和感持つ人は、果たして増えているのかどうか。人工生殖もできるようになって、人類の“進化”の一環として、増えているのかもしれない。
 ひょっとして、最近あまり言われないが〈環境ホルモン〉も影響しているのかも。とすれば、動物にも何らかの影響があるのかもしれない。自分の性に悩むライオンやゾウがいても、おかしくはない。よくパンダとか、繁殖のためにオスとメス一緒にさせるけれど、体はオスで心?はメスってのもいるかもしれない。だとすると当人、いや当のパンダにすればいい迷惑だろう。

 ところで読売テレビ『増山超能力師事務所』に女装の男性役で出ているルウトという子、実際は男装する女の子らしいが、なかなかかわいらしい。そして一度出てきた男装姿、その辺のヘタなホストよりずっとカッコ良かった。
 …話があちこち飛んでしまった。将来的には、ユニセックス/モノセックスってことに、いや性別自体、意味を成さなくなるのかも。
 


コメント
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