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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

稀勢の里逆転優勝

2017-04-02 11:26:49 | 時事
 古いところでは天覧試合での長嶋選手のサヨナラホームラン、新しいところでは東日本大震災直後のチャリティーマッチでの三浦カズのゴール…。もちろん本人たちの努力の賜物ではあるが、スポーツの神様は時に、イキな計らいを見せてくれる。
 大相撲をスポーツと言っていいのかどうかは微妙なところながら、今回の稀勢の里の大逆転優勝も、これらに勝るとも劣らないものだろう。相撲の神様も、心憎いことをしてくれたものだ。対外国人という図式もあったとは言え、日本人の心の機微に触れるものであったことは間違いない。
 ところで、神様という特定のものが存在するわけではなく、多くの人々の想いの総和がそれに該当するという説があるそうだ。対戦相手となってしまった照ノ富士には気の毒ながら、今回そういう力も働いたのかもしれない。いずれにしても、新横綱には負傷を充分癒してもらって、またいい相撲を。
 …いやしかしいいものを見せてもらった。

コメント
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