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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

リズムに乗ってドイツ語会話?!

2019-10-06 09:11:11 | エッセイ
 
 10月に入ってNHKなどで新しい語学の勉強を始めた人もいるだろう。
 僕も中学の頃からラジオで『基礎英語』や『英会話』など聞いていたのだが、NHK語学講座の広告を見るといつも思うことがある。

 英語だと「さあリズムに乗って発音しましょう」と、「a, a, apple!」だの「b, b, breakfast!」だのいうのが必ず出てくる。アメリカらしいと言えばそうだが、同じ英語でもイギリス人はおそらくやらないだろう。そしてドイツ語講座で「リズムに乗って」なんてのも、まずない(あったら教えてほしい)。ドイツ語というかドイツ人の国民性なんだろうと思う。
 フランス語はやはりおしゃれな感じだし、スペイン語は流暢な感じ、イタリア語やさらに軽~い感じ。ロシア語も、ドイツ語に似てお堅いことだろう。人様の国の言葉に序列付けるのも失礼ながら、こんなところか。
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 どこかで日本語講座を見たことがある。さすがに「リズムに乗って」はないし、ロシア語と英語の間あたりか。
 日本語講座と言えば、きっと「私は」「僕は」を付けて会話の例としていることだろう。「私は今日、学校を休みます」という時、「私は」は普通付けないもの。
 もう一つ。例えばドイツ語講座で“Buch(本)”が出てきたとすると、英語の“book”と似ていることを言えばいいのに、なぜか言わない(ドイツ語ならドイツ語だけ!)。言語って他の言語とつながり合って成立してきたのだから、その辺も紹介してあげればと思うのは、僕だけ?

 ところで僕の場合、これまでの勉強もまあそこそこ役に立っているんじゃないかと思っている。多少英語ができるので海外出張に何回も行かせてもらったし、(最近とみに多い)海外取引先との英語でのメールのやり取りも、辞書引きながら何とかってところ。
 とはいえ、英語を勉強する必要性も、AIの発達でだんだんなくなるかもしれない。

 〔写真は、NHKのHP「語学」より勝手ながら拝借〕

コメント
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