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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

比較の問題⑨(コロナ考)

2020-03-22 08:35:03 | 時事
 発端の中国では新規感染者が激減しているそうだが、コロナウイルス騒動はなかなか収束/終息のメドが立たない。(失礼ながら)中国でもできたのであれば(いや中国だからできた?)各国でも何とか。
 感染力もさほど強くなく、日本ではまだ〈パンデミック〉になっていないのは不幸中の幸い。「咳エチケット」や手洗いなどずいぶんと浸透したようだから(鼻や口を触らないことも肝要らしい)、将来もっとひどいウイルスが流行した際のいい〈予行演習〉になっているんじゃないか。

 「nippon.com」というサイトのグラフを見ると、日本はまだ少ない方(外交上マズいのかあまりテレビでは紹介されない!)。しかしイタリアやイランなど、大変なことだろう。
 ところで、同様なウイルス感染は過去何回も起きているはずで、長い歴史のある漢方薬で何とかならないものか。それとも今回のコロナは記録的な暖冬によるもので、これまでとは性質が違うものなのか。
 ワクチンはもちろん、「アビガン」や「レムデシビル」ほか世界中で治験も進んでいるようだ。いい知見が得られれば、この騒ぎも一気に収まろうかと。

 悪いことばかりでもない。トロや和牛が安くなっているそうで、消費者にとってはありがたいこと。(生産者はまた大変)
 これまたほとんど報道されないが、治療薬があるとはいえインフルエンザによる死亡者数はどうなんだろう。感染るものではないとはいえガンや交通事故による死亡の方はどうなんだろう。
 コロナについて言えば、罹った人たちの声/意見/感想というのが不思議と聞こえてこない。たとえ匿名であっても、風評を恐れて出てこないのか。

 色々と行事が中止/延期となり、特に卒業式が中止(縮小)になった若い人たち、本当にお気の毒。感極まって涙流す機会を失ったのであれば、それはそれは心残りなはず。(どこかでまた思い切り泣けるといいですね)
 …この騒動もきっといつかは終わるはず(辛抱辛抱)。それまで皆さん、お達者で。

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