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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

麻生君には「けしからん!」と

2020-06-21 07:16:57 | 時事
 外国人記者に対し「キミたちの国とは民度のレベルが違うんだ」と言って閉口させたとか。この男は余計なことをよく口走る。(こういう時こそ“専門家”の出番なのだが)
 「レベルが違うんだから違うと言ってなーにが悪い!」と、あの口を尖がらせて反論するだろうが、仮に、仮にそうだとしても、仮にそう思っていたとしても、得意げに言うもんじゃあない。「レベルの低い」財務大臣と思われても仕方ない。
 もちろん日本人がきれい好きであること、規律を守りがちであること、握手やハグの習慣がないことも関係はあるだろう。しかしそれだけでは説明しきれない面があるのも確か。(規律を守るという点では、ドイツもそこそこのはず)

 中国含め東アジアで重症者/死亡者が欧米に比べて少ないのはどうしてか。これがよくわからない。
 一つは、ウイルスの種類が違うという説。であれば、感染者数を欧米と一律に比較するのも変な話。
 弱毒性のコロナウイルスは前々から蔓延していたから、という説もある。軽いカゼで済んでいたので、いい具合に「ワクチン」のような役割を果たしていたとか。とすると僕らはずっと前から〈ウィズ・コロナ〉だったのかもしれない。
 武漢の住民990万人にコロナウイルス抗体の有無検査を実施したところ、陽性は300人でいずれも無症状だった(らしい)。それほど感染力は強くもないってことで、感染しても(少なくとも)武漢の人たちには免疫があるらしい。
 今回のコロナウイルスによる人口に対する死亡率を見ると、台湾やタイ、ベトナムの方が日本よりも低くなっているそうだ。弱毒性コロナに感染する機会が多かったため免疫を持ちやすかったと考えれば、スジが通らないでもない。

 さて麻生君はこうしてよく叩かれるわけだが、その分、某総理はその陰に隠れて矢面に立たされにくくなっているようだ。言わば〈隠れみの〉みたいなもの。麻生君それを知ってか知らずか…。もし示し合わせてやっているのだとすれば、そりゃあウマいことやっていると言わざるを得ない。
 だからいくら失言重ねようが、総理は麻生君を罷免することはないに違いない。

 どこかのボンボンらしいしお金と権力は充分お持ちだろうが、人から恨みを買うような生き方は、やめた方がいいんじゃないか。『ドラゴンボール』の〈元気玉〉ではないけれど、他人の恨みつらみが集まった時には、それはそれは大きな力になるはずだから。
 「総理のために〈汚れ役〉を買って出ているんだ!」ということであるならば、相手を見極めた方がいいかも。
 …お気を悪くされた方、済みません。

コメント
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