思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

航空自衛隊トップの主張は、『靖国神社』の思想なのですが・・・・

2008-11-04 | 日記
田母神氏の更迭で幹部を処分
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=657093&media_id=2


航空自衛隊トップの主張は、『靖国神社』の思想なのですが・・・・


航空自衛隊のトップ
=田母神俊雄・航空幕僚長が日本の過去の戦争を正当化する論文を発表し、政府は、あわてて同氏を更迭しましたが、
この制服組の頂点であった人物が彼の論文の中で主張した内容は、『靖国神社』の主張と同じです。靖国神社発行の書籍や、展示物の説明や、靖国神社製作の映画の主張そのままです。

政府は、田母神俊雄・航空幕僚長の論文を批判したのであれば、
『靖国神社』の主張も受け入れるわけにはいかないはずですが、
政府・自民党の多数派や民主党の一部は、靖国神社に極めて親和的です。

日本の巨大な戦争行為への反省=なぜあのような戦争に到ったのか?
明治憲法下では主権者であった【天皇】とそれを支えた【官僚政府】(キャリアと政府エリート族)をどう評価し、なにを反省し、どのように変えるのか?

今日まで、自民党政府と霞ヶ関官僚がこういう極めて重大な課題から逃げてきたのは、天皇中心の神国日本を謳い、皇軍が行った日本の戦争はすべて聖戦であったとする「靖国思想」を容認してきたこととピタリと重なる大問題です。田母神俊雄・航空幕僚長を批判する根拠は薄弱と言わざるを得ません。

これからも政府と官僚は、天皇中心を主張する『靖国神社』に軍人・兵士の慰霊を独占させておくのでしょうか?もし、わが国が「主権在民」の民主主義を進めるのであれば、それは到底許されることではないでしょう。もう一度、天皇陛下の権威に従う文化と政治=国体思想を復活させるのがよい、というのなら話は別ですが・・・・。

武田康弘
コメント
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