この一年間の『週刊朝日』をはじめ各種情報を見る限り、石川議員は無実だと思われます。
検察庁による意図的な捜査と起訴を追認した昨日の判決(検察からの証拠の一部を認めないという裁判所の判断は、実は、政治家を有罪にするには証拠はいらないという恐るべき司法独裁=【官治主義】の更なる徹底を可能とする詐術です)は、官僚主義と闘う政治家に対する司法権力を用いた弾圧であることは明白でしょう。
民主主義を守り発展させるためには、国会議員は超党派で【密室権力】(人事も組織のありようも司法官僚が見えないところで自由に決める)となっている司法行政にメスを入れ、石川議員らへの憲法違反の判決(自白も証拠もないが有罪)を批判すべきです。
小沢議員を追い落とすための政争の具として昨日の憲法違反の判決を利用しようというのでは、政治活動の自由に依拠する民主制社会の実現はますます遠ざかります。官僚支配の体制を強めるに過ぎない言動は、民主制国家の政治家として極めて不適切なものなのです。
官僚主義を守るために編まれた司法の詐術に騙されているようでは、情けないというほかありません。いま何より必要なのは、国会議員のみなさんの覚醒です。
武田康弘