思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

行儀の「よい」ことは、「悪い」ことです。

2012-01-08 | 恋知(哲学)

身体を動かさずにきちんと立ち、また座っていることを「行儀がよい」と言うのならば、
それは、身体にも頭脳活動にも悪いことです。

身体はたえず動かしていないと、血流が悪くなり、凝り固まります。あたりまえのことです。
頭の活動も、血液が酸素を運ばないとできませんから、肩や首が凝れば、劣ります。

封建時代や全体主義の国家では、人々が個人としての自由な発想をもち、行為するのを嫌ったために、「型ハメ=行儀よく」を求めたわけです。それは生命としての人間の自然さを奪うものでした。

この「行儀よく」は、現代においてもアチコチで生き残っていますが、「愚か」としか言えません。非人間的で反自然的な考え方に囚われているのは、上位の立場の人に多いようですが、彼らは、自らが不合理で人間抑圧的な観念に縛られていることに気づかないのです。

身体はたえず動かしましょう~~ 座ったままもダメ。どこにいても、その場で工夫してストレッチ。動き回ることが大切です。従来のつまらない常識・道徳に縛られるのは愚か者でしかありません。行儀のよいことは、悪いことなのですから。


武田康弘
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