思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

土肥先生と一緒にみんなで進もう。先生 負けるな!私たちがついている。

2012-02-07 | 社会批評

官僚主義(エリート主義)的な論調が目立つ『朝日新聞』でさえも、不当な、否、あまりにも不当な東京地裁の判決を「社説」で厳しく批判していますが、土肥元校長の裁判の判決内容は、石原都知事と都教育委員会の役人の独裁的権力行使をそのまま認めるという驚くべきもので、常識をもつ人なら誰であれ呆れ果てたことでしょう。

驚天動地というべき判決で、民主主義の否定・民主主義の自殺行為としか言えません。近代民主主義国家を肯定する人で、この判決を「正当だ」と思う人は誰もいないと思いますが、もし、このブログの読者で、そう思う方がおられるなら、ぜひその理由をコメント欄にお示しください。

この裁判官は、丸暗記の司法試験に合格し、上司の顔を見ることを学んだ官吏に過ぎず、「民主主義国家とは何か」という本質については何も知らない愚かな人間という他ありませんが、こういうところに受験主義(=東大病・東大教)の恐ろしさが現れます。意味を問わない事実学の累積は、社会を元か腐らせ、破滅へと導いてしまいます。不毛なイデオロギーの闘い(ウヨクとサヨク)ではなく、民知という健全な知(ソクラテス的な問答による知)に基づく言動、生き方が求められるゆえんです。

リンク先は、土肥元校長から送られてきた「支援する会」の案内ですが、読者のみなさん、ぜひ、拡散をお願いします。直接民主的な言動がなければ、民主主義は絵に描いた餅・お題目に過ぎなくなります。この下の『東京新聞』にもありますように、【主権在官】(「東大病」者による支配)の官治国家から【主権在民】による民治国家(自分で考える人々による統治)に変えていくのは、わたしたち一人ひとりの小さな能動性によるはずです。ぜひ共に!

※なお、土肥校長は、東京大学農学部卒業ですが、東大病・東大教とは、無縁な人です(笑)。(「東大病」についての対話をご参照下さい。)

武田康弘
コメント (1)
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