クレンペラーのマーラーの交響曲は、曲を超えていると思えるほどの名演奏で、恐ろしくなるほどですが、
日本盤CD(LPも)で聴く限り、音が固く雰囲気に乏しく、録音に恵まれないな、と長年、残念に思ってきました。
ところが、今回入手したフランス制作の6枚組(EMIにあるクレンペラー指揮の演奏の全て・2,4,7,9番と大地の歌、クリスタ・ルートヴィヒによる歌曲)の音のよさには、正直、度肝を抜かれました。
きめ細やかで、明晰、響きが豊かで、ナマナマしく、同じ音源?と疑うほど日本盤(HS2088のハイビット盤)とは差があります。
低域の量感が多めなので、サブウーハーの音量は下げて再生していますが、オーケストラも声のナマっぽい美しさも唖然とするほどです。
これは、売り切れる前に買わないと損です。6枚組で1800円弱とはどういうことでしょうか?安すぎです(笑)。
(なお、装置については、クリック)
武田康弘