第一次安倍内閣発足直前に書かれた、精神科医の斉藤学さんの分析が、東京新聞にあります。優れたものですので、ご紹介します。
2006年9月の記事です。
第一次安倍内閣発足直前に書かれた、精神科医の斉藤学さんの分析が、東京新聞にあります。優れたものですので、ご紹介します。
2006年9月の記事です。
キャンディーズと軍隊の好きなオタクのおじさんが、目をひんむいて、人をバカにした「したり」顔でテレビに出ていました。自民党という右翼政党の幹事長だそうです。
戦前の天皇現人神という「狂気」の日本で、対米戦争をしかけた東条内閣の国務大臣のお孫さんだという安倍なにがしという首相は、戦後の民主主義を「悪」だと自著に書き、軍国日本の中心者であった岸信介というおじいさんを敬愛すると言います。ちなみに、A級戦犯の岸を戦後に総理大臣にしていまうわが日本にはいまさらながら呆れるほかありませんね。
そういう種類の政治家がまあまあ何ということでしょう、株高と議員数だけを根拠に自信満々でデカい顔をして、美しさのかけらもないその顔で(「顔は顕現する」ーレヴィナス)、NHKの放送局や教科書を日本万歳!の国家主義にするという、なんというおぞましい所業なのか、あまりの愚かさに言葉を失いますが、
こんな次元の低い頭と貧弱な感性とつまらない心しか持ち合わせない輩を支持するという国民が半数以上!!(驚)マスコミ関係者をはじめ、学生や市民も彼らを堂々と批判しない(できない?)テイタラク人の多いことには呆れて腹が立ちますが、さてと、この異常事態のわが日本をどう立て直すか、そのためにはどうやら元の元、人間とはなにか、いかに生きるべきか、という原理の地点までおろして一からからやり直さねばなりませぬ。
それがわたしが昨年から書き始めた《『恋知』-「私」を輝かす営み》ですが、1章と2章をまとめた私製本を出してから3カ月以上たち、公私ともの激務も一段落しましたので、第3章にとりかかろうと思います。いま一番必要なのは、ほんとうの意味での哲学=『恋知』です。
1章・2章をまだの方は、ぜひお読みください。ネットで無料で読めます。
武田康弘