思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

吉田まどかさん来訪、「白樺文学館」「白樺教育館」 柳兼子、清瀬保二、松橋桂子。 武田康弘

2014-12-03 | 学芸

 

      『白樺文学館』で柳兼子愛用のピアノ(日本民藝館より寄贈)を弾く吉田まどかさん     撮影・武田康弘

 
 ☆ 以下は、facebookの記事です。11月23日より12月3日までを編集して載せます。

   今日(11月23日)は、facebookでお友達になったピアニストの吉田まどかさんが来訪。
 話が盛り上がり、書ききれない!(笑)。

   まず、『白樺文学館』にご案内して、柳兼子さんのピアノを弾いてもらいました。わたしひとりのために(別室で我孫子市のスタッフも聴いていて、「いや~、癒されました」と)。落ち着いた深みのある演奏で、さすがです。

 『白樺教育館』では、兼子さんが最後に到達した清瀬保二作品のピアノと室内楽のCD(生誕100周年記念の非売品)をお聞かせしたところ、「素晴らしい!」と感動。
 よ~~し、土着的・健康的にして洗練の極みでもある孤高の作曲家=清瀬保二のルネッサンスを!と意気上がりました。清瀬作品の楽譜(お弟子の松橋桂子さんから頂いたもの)をお貸ししました。さて、いかなる展開になるか!

 拙宅では、兼子さんの「永遠のアルト」三枚組の中から、清瀬さんの「いつとなく」(伴奏ピアノは清瀬本人)と、ビゼーのカルメンよりをお聞かせしました。わたしの組んだオーディオでの再現に感激してもらい、わたしも感激(笑)
 兼子さんの歌唱がなぜこれほどまでに人を引き込むのか、と話しつつ、再会をお約束して別れました。

 いま、頂いたCD、まどかさんと白上冴さん(ヴァイオリン)の二重奏、ヘンデルからはじまりマスネまでを聞きながら書いています。落ち着きのある豊かな演奏で、とても気持ちがよい。

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※吉田まどかさんの略歴ーCDの解説書より一部を抜粋

   桐朋学園高校・大学、在学中にドイツ国立デトモルト音楽アカデミーに留学、ドイツ国家演奏家試験で最優秀を取得し卒業、各地で演奏活動。アメリカインディアナ州立大学音楽部に留学。ソリスト、伴奏者として各地で演奏。バーンスタイン率いる祝祭オーケストラと共に、
ヨーロッパツアーに参加。現在、クリーブランド管弦楽団のヴァイオリニスト・白上 冴さんとも組む。  

 

以下は、吉田まどかさんが書かれたfacebookより。

吉田 まどか

11月28日 12:25·

 私が白樺文学館、白樺教育館に導かれたそもそもの始まりは母方の祖父が民蓺かぶれで濱田庄司さんの焼き損ないを家で日常に使っていた事(ちゃんとできた物は売ってしまったらしい)から駒場東大の日本民芸館に2年前に行ったとき、柳宗悦の奥さんが柳兼子というアルト歌手で 戦争中軍国主義政府に反対して軍歌を歌う事を拒否した事、宗悦と共に朝鮮独立運動に積極的に参加し資金集めの為にコンサートをし、民芸の掲げる民知の精神を音楽で貫いた女性だった事を知り、大変興味を持った事。

 それから2年経ってFBのお陰で白樺文学館元館長さんで白樺教育観館ソクラテス教室で白樺のスピリットを受け継いで教育に当たっておられる武田康弘さんとお友達になり、先週末、年に二回演奏に伺わせてい頂いている亀有の教会に行ったついでに足を延ばした。ところが、足を延ばしたぐらいの時間では到底カバーできない巨大な知識と知的欲求探究エネルギーに満ち溢れるの武田さんと武田さんの生徒さん達と白樺の地の魅力に引き止められながら、翌日娘の学校面接も在った為泣く泣く切り上げて帰宅しました。日本のルネッサンスってあったんだ~!!という気持ちで未だ頭の中を整理中ですが(笑)
  又 伺いたい~!皆さんも行きましょう!


 

楷書の絶唱  柳兼子伝 松橋桂子著 水曜社 ISBN4-888065-013-7 C0070

この書は、渋谷監督、佐藤隆氏制作によるドキュメンタリー”兼子” <iframe width="420" height="315" src="//www.youtube-nocookie.com/embed/bfbbpbkJs_I?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen>では全く解らない細部の部分まで兼子の一生が記されている。
 ”兼子”の中での録音では聞こえて来なかった深い生の声が白樺館の武田康弘さん宅の真空管アンプ(オーディオ装置)では掘り出されて立体的に再現されたように、
本気で彼女の人間像を知りたい方には必読書!!

 
 写真・吉田まどか

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武田 康弘  2014年11月29日
松橋桂子さんにまどかさんのことをお話ししました。お会いしますとのことですので、ぜひ、連絡してみてくさい。話は通してありますので、大丈夫です。

(この前後にたくさんのメールのやりとりがありましたが、それは割愛。)

吉田 まどか 2014年12月3日 

今、松橋先生とお話しいたしましたよ!!とても80歳とは思えない若々しい清涼感にあふれたお声で確信に満ちた!それで何とも全く威張っておられない。電話越しから素敵な方だと感じました。清瀬作品のCD到着いたしまして岩崎洸さんの所にまず持って行きますね。それからどうなるか展開が楽しみです。クリーブランド管弦楽団の白上さんにも清瀬作品の事を話しました、年末2週間ぐらい帰国されるそうですので紹介します。

 

こわいくらいの進展で、嬉しい限り!!  武田康弘

コメント
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