思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

市民vs自民党 テレビ局に圧力とは異例・異常、本性を露わにした安倍政権の狂気性。

2015-04-17 | 社会批評

以下のニュースは、

自民党という政党が「戦前の思想と体制」=戦前レジームをひきずる非民主的な存在であることを端的にあらわしています。

ここまでくると、シチズンシップをもつ自立する個人のというほかないでしょう。

異論をもつ者と「対立」するのではなく、国家権力をちらつかせて「否定」しにかかるというのは、公共悪と断ずるほかありません。

安倍政権を批判しな人は、健全な市民とは言えないでしょう。民主政の原理に反する政治に従うのは、市民として失格です。

   武田康弘 元 参議院行政監視委員会調査室客員調査員(哲学講師)

 

 

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150417-00000539-fnn-pol

自民党、テレ朝「報道ステ」をBPOに申し立て審理求める考え

フジテレビ系(FNN) 4月17日(金)18時59分配信

17日午前、厳しい表情で自民党本部を訪れたのは、NHKの堂元 光副会長と、テレビ朝日の福田俊男専務。
自民党は、報道番組の内容に問題があったとして、党の情報通信戦略調査会に、NHKとテレビ朝日の幹部を呼び、事情を聴いた。
情報通信戦略調査会で川崎二郎会長は「2つの案件とも、真実が曲げられた放送がされた疑いがある」と述べた。
聴取の対象は、NHK「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘されている問題と、テレビ朝日「報道ステーション」で3月末、コメンテーターの古賀茂明氏が、番組降板をめぐり、「官邸からバッシングを受けてきた」」などと発言した件。
終了後、テレビ朝日の福田専務は「(どのような話を?)当時のいきさつ、コメンテーターの位置づけなどについて、お話させていただいた」と語った。
政権与党が、個別のテレビ番組の放送内容について説明を求めるのは異例のこと。
「報道ステーション」で官邸からの圧力を訴えた古賀氏は16日、日本外国特派員協会で会見し、聴取は放送法違反だと批判した。
この会見で司会をしたアメリカの経済誌「フォーブス」のジェームズ・シムズ記者は「異例という感じがしますね。アメリカではあまり聞いたことがない。政権与党が、いちいち細かいところに、『ああだ、こうだ』っていうのは不思議です」と指摘した。
テレビの政治報道をめぐっては、2014年11月、TBSの「NEWS23」に生出演した安倍首相が、VTRで流れたアベノミクスに関する街の声について、「選んでいると思う」と指摘し、意図的に編集されているとの認識をほのめかした。
その直後、自民党は、衆議院解散の前日に、民放テレビ各局に、選挙報道の公平中立・公正の確保を求める文書を送り、さらに「報道ステーション」に対しては、個別に番組内容を批判したうえで、公平な報道を求める文書を送付した。
メディア論を専門とする上智大学の音 好宏教授は「特定の番組について、事情を聴くこと自体が、1つのプレッシャーになるのは間違いない。(メディアが)萎縮してしまう。批判、または検証を緩めてしまうことになる危険性がある」と語った。
自民党は今後も調査を継続する意向で、党幹部は、テレビ朝日の「報道ステーション」を、BPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てて、審理を求める考えを明らかにした。
BPOは、問題があると指摘された番組・放送を検証する、NHKと民放連によって設置された第3者機関。
しかし一方で、そのBPOについて、今回、調査に携わっている自民党の議員は、「BPOは全然透明性がない」と指摘していて、BPOのあり方を問うことが狙いだというふうにほのめかしている。

最終更新:4月17日(金)18時59分

 

 

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