『ディアべリの主題による変奏曲』 名盤のポリーニを上回る名演奏が登場? 2才の孫が、ルイス盤に軍配!です。
晩年のベートーヴェンのイデーに感じ入り、それを体現していますが、同時にストレートな力に満ちた気持ちのよい名演奏、それがポール・ルイスのディアベリです。
50分を超す長大な曲ですが、もっと続いてほしいと思わせるすばらしい演奏。よい意味で男性的で変化に富み、ダイナミックで、かつ流麗です。
昨日、孫をクルマで遊びに連れていく途次、二つのディアベリを持っていきました。最初は名盤ポリーニをかけていましたが、反応なし。
帰り道はルイスの演奏に。なんと、バンバンと拍子をとり、大喜び、ルイスに軍配です(笑)
へんな話ですが、生きながら神話になったロックの神様のジェリー・リー・ルイス(必見、必ず痺れます)、同じルイス、なんだか共通性を感じます。ためらいのなさ、断固として揺るがないさま、ストレートな力。でも背後に優しさ・繊細さ、人間味。
武田康弘