思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

皇太子を見た小学2年生の少女は、棒で強く頭を叩かれたー安倍首相の言う愛国心とは、戦前回帰のこと。

2016-11-25 | 学芸

今日の「とわの会」(鎌ヶ谷市公民館での恋知)での対話授業の中で、生き証人の安部節子さんにお聞きしました。

節子さんは、戦争中、学習院の向かいにあった国民学校の1、2年生で、皇族が近くにいたので、あの人たちが「神」だとは思えなかった、と言います。

ただし、先生からは、天皇や皇族は特別な(神聖な)存在だと教えられ、毎月、皇太子(いまの明仁天皇)が通るとき、全校生徒は最敬礼していなければならず、けっして顔を見てはならないと言われたとのこと。

でも、節子さんは、2年生の時に一度顔を見てみようとして少し頭を上げた時、先生に後ろから棒のようなもので強く叩かれ、あまりの痛さに声も出ず、その痛さは、いまだに忘れられない、と話されました。

その自身の経験からも、わたしの書いた「最も憎むべき社会体制は、戦前の日本」との文章に、共鳴・賛同すると言われました。

【小学2年生の女の子の頭を後ろから棒で強く叩く】、それがわが日本の「天皇教」でした。その体制をつくっていた岸信介を敬愛するという安倍首相をよしとするのでは救いがありません。日本では、戦前への回帰をめがける政権が続きます。

武田康弘 

コメント (1)
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