学校では、いまだに皆勤賞がある!やすむは悪いこと? 今も日本人は昆虫のようです。
今日でもまだ、学校では、1年間、一日もやすまないと褒められます。皆勤賞と言うのです。
まるで「滅私奉公」の戦前のようです。わが日本はいつまでも遅れた国のようです。
疲れても行く?病気でも行く?家庭の都合は関係なし?
会社は有給休暇があるのに、です。
でも、いまの日本は、世界とは違い、有給休暇も取らない、取れない、という凄~い国ですからこどもたちも右へ倣え~~~~ということなのでしょう。
もうそろそろ、人間らしく、心身に余裕を持って生きたいもの。そういう国に変えたいもの。
昆虫の属性を示すような人々の集まりでは哀しいです。
世界一長い学校拘束時間。世界一長い労働時間では、魅力ある心豊かな人間にはなれそうにありません。日本という国家は、「人びとを生かさぬよう、殺さぬよう」という基本思想で動いているようです。そういえば、政府の御用学者(安倍首相の親しいお友達)の八木秀次麗澤大学教授は、「反人権宣言」という本を出し、われわれは、人権という言葉に怯えずに、こどもの人権や女性の人権と闘おう、と宣言していますので、国家のために個人は存在するのでしょう。なんとも罰当たりな国です。
ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる灰色の男たち=時間泥棒は、人間の幸福を元から奪います。
武田康弘