思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

昔の指揮者  思い出すままに。

2019-05-19 | 芸術

昔の指揮者、ちょっと思い出すままに~~~

 

クレンペラーは、悠然 雄大 磐石。  まるで自然物のよう。山脈であり海である。

対照的なカラヤンは、流麗。スポーツカーのよう。人工物であるゆえの分かりよさ。好きではない。

 

ムラヴィンスキーは、鋼、強靭そのもの。完璧。

クリュイタンスは、お洒落、洗練された美。粋。パリ。 ラヴェルとベルリオーズは最高。1964年の来日のライブの「幻想」は凄い。

 

 ミンシュは、豪快。細部に拘らない。

 

ベームは、優秀な職人。

 

ケンペは、内側からの音楽で、誠実。

 

ヨッフムは、自由で豪快。 モーツァルトとブルックナーは見事。

バーンスタインは、情熱的な天才。人のよいアメリカ人。デフォルメのマーラーは面白い。

 

ショルティは、ビシ、バシで、合理的。

 

レイボヴィッツは、鋭く大胆、作曲家の視点で描き、魅力的。ベートーヴェン交響曲全集の面白さ。サティ「ソクラテス」は最高!

チェリビダッケは、壮麗・厳粛な宗教儀式、閉口する。

デイビスは、落ち着き、英国的な格調、かつ劇的。ベルリオーズ「レクイエム」(ドレスデンでのライブ)はダントツ。

ヴァントは、緻密、学者。面白くない。

マゼールは、クリスタルのような輝きの音楽。悪ガキ(笑)

 

プレートルは、自由でエロース豊かな音楽、最期は、愛すべきお爺さん!



最も好きなのは、クレンペラー そして クリュイタンス。

実演を聴いたのは、ムラヴィンスキー(1973年・東京文化会館)で、圧倒されて唖然・呆然。

 

 

 
武田康弘

コメント
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