恋知のポスターでご紹介した歌=「Greatest Love of all」(最も偉大な愛)は、しっとりと心に染み渡り、勇気が湧く感動的な名曲です。「
作詞は、シンガーソングライターのリンダ・クリード(1984~1986)で、乳がんで死を前にしての魂の歌。モファメッド・アリの伝記映画「アリ / ザ グレーテスト」(本人も出演)の主題歌で、アリの思想を現わしてもいます。アリは、黒人差別と闘い、ベトナム反戦を訴えて徴兵拒否をし、たった一人でアメリカ政府と闘いすべてを失いますが、ついに政府に勝利します)。
映画の中で歌っているのは、ジョージ・ベンソンですが、ホイットニー・ヒューストン(1963~2012)のデビューアルバムでは、彼女が最も好きというこの歌をカヴァーし、2300万枚という大記録となりました。
YouTubeでは、ヒューストンの子どものころからの想い出と重ね、とても美しい映像が公開されています。圧倒的な声量の見事な歌唱です。
https://www.youtube.com/watch?v=IYzlVDlE72w
以下は、わたしの日本語訳です。かなり直訳に近い訳で、思想を伝えます(ご自由にお使い下さい=武田康弘訳と記載されればOKです)。
子どもたちは、わたしたちの未来だ。 正しく教え、そして子どもらに導いてもらおう。 子どもらの示す美質をよく引き出し、... 子どもらの心にプライドを与え、 子どもらの笑いに、私たちの幼き日を想い出そう。
皆がヒーローを求めている。 皆が尊敬できる人を必要としてる。 だが、わたしは、求める人をどうしても見つけることができなかった。 わたしは、孤独な場所に生き、 そして、学び続けた。わたし自身で独立することを。
もうずいぶん前のことだ、 けっして誰にも頼らないと決めたのは。 もし、わたしが失敗しようと成功しようと、 わたしは、わたしの信じるままに生き続ける。 わたしから何を奪おうと、わたしの尊厳だけは奪えない。
なぜなら、最も偉大な愛が、生まれているからだ。 わたしは、わたしの内面に、最も偉大な愛を見つけた。 最も偉大な愛は、誰でもが獲得できる。 自分自身を愛することを学べば、それは最も偉大な愛となる。
(訳ー武田康弘)
https://www.youtube.com/watch?v=IYzlVDlE72w