思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

NHKの奇跡のレッスンをみて改めて思う。日本人はこれから人間になる努力を始めなければ。

2020-01-17 | 教育

ああ、溜息ばかり。

奇跡のレッスン・フィギアスケート(NHK)を二回にわたって見た。

こどもたちのなんとも言いようもない固い表情、動作、肢体・・・それを、天才的女性スケーター=振付師のシェイリーン・ボーンさんがレッスンを通して変えていく。

それは、生き方の大元を変えるレッスンで、スケートの技術の話ではない。

日本の親子は、みな、ミスなくできるか、何点か、合格か否か、と考えるので、話しぶりも表情も態度もすべてがぎこちなく、寒々としている。恥ずかしくなるほどに。

こどもたちは、大人たちの意識を反映して結果を気にするために、スケートをすることがまるで拷問のようだ。楽しい・面白い、はない。

日本人は、習いごとの世界で、勝ち負けの結果のために練習している。見ているわたしが、息が詰まり、苦しくなる。

それを7日間で大きく動かしていくシェイリーン・ボーンさんは、全身が輝き、魅力に満ちている。愛ある人間の典型(イデア)を見る思いだ。

表現することは、LOVEから生まれること。生きることはLOVEであることを教える。

こどもたちは、別人のように変わっていく。

遊びも学習もスポーツも、生きることのすべてにおいて、日本人は、人間になる努力を始めなければ永遠に不幸だ。

豊かな愛、人間のすべての営みは、愛とよろこび、人間性の解放に基づかなければ、生きる意味はない。

あなたも始めませんか。まわりの人に愛を! 心からのサービスを! 伸び伸び話し、全身で表現し、よろこびを広げる生き方を!


武田康弘

再放送は、1月24日(金)BS1 午後8:00〜午後9:50。

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする