思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ツァイスレンズとソニーGレンズ。わたしのツァイス愛。

2021-03-24 | 趣味

 わたしは、ソニーのα99 とRX-1Rの発売時からの愛用者です。ポスター写真や美術写真を仕事で撮ってもきましたので、商売道具でもあります。
  レンズは、RX-1Rは固定で、ツァイスゾナー35㎜F2。
 レンズ交換のα99は、ツァイスのディスタゴン24㎜F2、 プラナー50㎜F1.4、プラナー85㎜F1.4、 ゾナー135㎜F1.8 の4本と
ソニーのGレンズ70ー300㎜  マクロ50㎜F2.8で、合計6本です。

 いま、ソニーのGレンズは、高級タイプが次々と発売され、たいへん優秀な描写で高評価です。わたしも新しいGレンズの写真をいろいろ見ていますが、開放から解像力が高く、コントラストの高さも適切、ボケも綺麗でいうことなし、です。いま、世界のカメラ界をリードするソニーの勢いそのままで、自信に溢れています。

 けれども、わたしがいま愛用しているツァイスレンズ(ソニー製のものは、実際の設計にあたったのは日本人ですが、ツァイス財団の指導の下に創られ、ツァイスの思想を体現している)と、出来上がった画像はかなり異なります。

 明瞭な個性をもつのがツァイスレンズの特徴で。各々のレンズの狙いがハッキリしています。共通するのは、色乗りが豊か=濃くて品位が高く、ピッと立つ描写で、立体感があり、強い存在感をもちます。たんに優秀というのではなく、「こう見る、こう写す」という主張が明瞭なので、他に代えがたい「絶対レンズ」と思えます。全科目最高得点の優秀者=秀才ではなく、アシンシュタインのような天才型です。

 秀才しかいない、秀才が一番、秀才が最高評価をうける日本社会では、これからますますGレンジなのでしょうが、わたしは、個性的で魅力ある天才型タイプが好きなので、ツァイス支持です。
 昔昔のヤシカのコンタックスRTSなどとツァイスレンズ11本から始まり、京セラのコンタックス645とツァイスレンズ7本、いま、デシタルカメラ用のソニー製のツァイス。わたしのツァイス愛は永遠です。

 ソニーのレンズ設計者の中には、おれたちはツァイスを超えた、と思っている人もいる?ように聞きますが、甘いですね~(笑・ホントウ)。人間の目で見る写真は、人間の目を満足させ悦ばせるものでないといけません。ツァイスレンズのつくる色の美しさには痺れます。

 あ!そうか。秀才タイプは秀才のような平均的で淡々とした色をよいと思うかもしれませんね。こうなると生き方・ものの見方の違いです。

 最後にソニーにお願いです。Aマウント用のツァイスのマクロレンズをぜひ出してほしい。Aマウント用の新設計レンズはでるわけがないので、まず不可能でしょうが。コシナから出ていたのをAマウント用にすればすぐ出せますが、そんな禁じ手使えるはずないですね(笑)でも欲しい。ソニー製(元はミノルタ製)マクロ50㎜は優秀ですが、立体物を撮るとおそろしく平面的になってしまいます。それに色に色気がない~~~


愛用の4本ツァイスレンズ(Aマウント用単焦点ツァイスは、この4本ですべてです)RX-1Rで撮影

武田康弘

 

 

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