思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ロシアを敵国とするのは、大損の政策で、あまりも馬鹿げている。

2022-04-28 | 社会批評
 ウクライナには大勢のロシア人がいますが、それは当然で、もともとソビエト連邦を構成していましたから。

 チャイコフスキーもウクライナコサックに出自をもつロシア人ですし、現代最高のピアニストと目されるリフシッツもウクライナ生まれでモスクワで学んだ人です。ロシアという巨大な国は、芸術文化の国です。

 今けた違いの天才として世界に知られるクルレンティス(アテネ生まれ)もロシアの偉大な音楽指導者のイリヤ・ムーシンに師事して、シベリアのベルミで世界最高峰のオケと合唱団(ムジカ・エテルナ)を組織して、驚嘆の嵐を呼んでいます。文学もバレエも世界最高峰。

  2014年のクーデターによる親米ウクライナ政権は、数多くのロシア人を殺害してきたのですが、それを「善」として一方的に肩入れし、ロシアを敵国とする日本政府は、あまりに愚かです。
 プーチンの軍事侵攻が悪くとも、2015年のミンスク合意を無視し、さんざん悪事を働いてきたのはウクライナ政府です。それが善だというのは、いくらなんでも酷すぎる話です。
 バイデンの息子を筆頭に、アメリカのネオコングループ大勢がウクライナに入り、甘い汁を吸ってきたから、ウクライナ政権を支持するのでしょうか?
 中国やインド、その他多数派の世界の国は、冷静に対処しています。それができない国は、大損をしますよ。どうも日本は集団ヒステリー

 とにかく停戦ですが、アメリカのネオコングループは、できるだけ戦争を長引かせ、ロシアを弱体化させるのが狙いでしょう。ウクライナからはますます多くの犠牲者がでます。アメリカ人のかわりにウクライナ人が犠牲になるのです。アメリカは、ウクライナに代理で戦争させ、ロシアを弱らせる作戦であることは明白です。英米のピューリタン民主主義は、強い一神教をバックに成立していますから、普遍的な哲学ではなく、宗教的絶対の信念に基づくイデオロギーなのです。

武田康弘
コメント
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