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シェークスピア全集は随分流布した。「ハムレット」のオフェリヤ。「マクベス」のマクベス夫人。「ベニスの商人」のポーシャ。「リア王」の三人の娘たち。「オセロ」のデスデモーナ。色とりどりの可憐さ、鮮やかな性格と情熱と才智とで、男の政治、経済の波瀾、権謀の中に交錯してゆく女の姿が描かれている。
――宮本百合子「若い婦人のための書棚」
・都議会で塩村議員に「早く結婚しろ」、「生めないのか」などのヤジが飛んだ事件……政治家がヤ×ザとかヤン×ーで占められていることは周知の事実だ。本音を言えば、本音の中身はどうでもいいという、横にいる×クザや×ンキーに舐められたくないという一点だけを目標に生きている種族のことである。ちなみに、日本の女性は、親や親戚などのゴミクズどもから、日常的に上の台詞で圧迫を受けている。「早く結婚しろ」ぐらいは、男性も最近は言われているから身に覚えがあるであろう。今回は自民党の連中がやらかしたのであろうが、こんな台詞は、一生懸命独身でがんばっている人間を手っ取り早く動揺させるための脅迫の文句として日常的に使われているだけの話だ。いまどきこれは駄目だろ、とか、「議会の品位」を汚すな、とか、しんちゃんの方針に背くのか、とか言っているやつもいたが、そういう問題ではない。今も昔も議会でなくてもしんちゃんがいなくても、昔からずっと問題だ。エンゲルスは猿から人間への進化を論じたが、問題はそこじゃない。土人から人間への進化が問題なのである。まあ、この事件への抗議は日常的な問題であるが故に容易であることも確かである。秘密何とかとか集団何とかの方が我々の人間であるかが問われるというものだ。ちょっと遠慮して人間を「近代」と言い換えてもよいかもしれん……
・サッカーの中継番組を見ようとしたら、どっかで聞いたことがある声で「チースチースニッポンバレー」とかなんとかいう歌が聞こえてきた事件。椎名林檎である。日本晴れは「ニホンバレ」と読むのではなかろうか。椎名もアングラではなく、ただのヤンキーだったか。
・「ユーロサトリ」で「日本パビリオン」が初登場事件……いつの間に兵器つくってんだ、×菱は(棒読み)。
・うちの大学のある授業で「二十四の瞳」を知らない学生が大量発生しているということを聞いた事件……先生と子どもたちの心の交流とか、原作の精神とは関係ない駄弁で紹介し続けているからこういうことになるのだ。あと、×川県の×語教員と無知な学生は恥を知れ。