人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

裁きと覚悟

2016-12-04 11:12:05 | 独語
初冬の公園の陽だまりで、しばし身も心も預けてみる
”太陽の光は善人にも悪人にも等しく遍く照らす”
見える太陽に隠れた全てを観照する光…
我々は人を自己を周りを見ている先に見られている
見られているあなたが何を見た、かにを見たと言っているのだ
見られることなしに何も見ることは出来ない
我々は自分を他にどう見せよう、どう振る舞おうとする先に映し出されている
映し出されているまんまが…隠しようの無い、そのままのあなた…
どんなに取り繕うとしても、欺こうとしても、覆い隠そうとしても
虚偽を以て自己を他に投影しようとすれば
その虚偽そのものが映し出されるだけ…
こうあること自体にいいも悪いも、正しいも間違いも無い
事の善悪、正義、罪悪を挙げつろい、裁断を下すのは人の世の常
天の裁判官はただすべてを照らし、映し出すのみ
人の裁き以前に、あなたの良心らしきものによる一人裁判で…
あなたが見るに堪え得ない、この醜悪至極なる自己を処罰するかどうかは…
あなた次第…
あなたの正しき社会はあなたを許さず、罰するだろうか…
あなたの閻魔裁判長は本当に正しいという保証はあるだろうか
選民の律法は永遠に正しいものなのだろうか
”あなたの世界は間もなく終わる”という告知を受けて、
あなたに動揺が走ったならば、もう隠すことは出来ない!
あなたには最終審議が待ち受けているのだ!
この厳かなる審判の前では人の世の裁きは逃れても
逃げ通すことなど出来ない
あなたは全てを映し出されている、見通されている
あなたは自分の全てを差し出す覚悟をしなければならないのだ…覚悟を!
…こりゃあ魂消た!…さとりではないか!
裁きとか罰するとか…いいとか悪いとか…一体何を言っているのだろうか!
人の世では、あなたはいつも悪人、嫌われ者、仲間外れ…誰にも理解されない者なのかも知れない
しかし…あなたはとうに知られている…見られているのだ
外見だけじゃない…いや中身、あなたの知らないあなたの全てを…
ことごとく知り尽くされているのだ!
この超絶的光にあなたの全てを委ねた時、
あなたの知らないあなたの全てはあなたの現前に映し出される…
あなたはこのことをさとるだろう…
あなたがさとるのではない…その契機は善人にも悪人にも全ての人間に与えられているではないか!
このロクでも無い現世というものは…元々天国だったのか!
このチッポケな都会の片隅の公園…枯れゆく草木も踊り出す…









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