人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

幸福であることを意識してみる

2023-03-08 10:30:19 | 意識、照明
いい映画、ドラマを観て、いい小説を読んで、”ああ、いいお話だったなあ!、と思いますね。
人生に劇的変化をもたらすものとの出会い...”もし、そういう出会いに巡り合うことが出来たなら、きっと幸福になれるに違いない!”
だけど、そういうことを思い浮かべている時、幸福に感じてないでしょうか?
それがフィクションでなく、実話に基づくお話だったらどうでしょう?
そうですね、お話だったらフィクションだろうと、ノンフィクションだろうとあまり変わらないでしょうね。
宗教書、思想書...説教、スピーチ...”いいお話、スバラシイ考え方だった!...”
そんなに良かったなら、スッバラシイものだったのなら、何故ただの誰かのお話だけにしてしまうのでしょう?...何故、”~だった...”で終わりにしてしまうのでしょう?
私は絶対に、ゼ~ッタイに!、そんなんでは満足出来なかったのです。
ただ、私如きがそんな人生を一変させるものに与ることは無いだろう、とは思っていました。
しかし、ある夜中、何の本か忘れましたが、スッバラシイ本を読んでいたのでしょう。思いがけなく歓喜が自分の中から突き上げて来たようになり、幸福感を抑えることが出来ないで、”もう、居ても立っても居られない!”、と雨の夜中だというのに、外に飛び出してしまったことがありました。もう、お話の世界を飛び出してしまったのです!
他人事のように、読んで聞いていたことがわが身のことに及ぶとは!
本を読んだだけでそんなことに与ることなど...あるんだ!
しかし、それも、一時の精神的興奮、高揚状態に過ぎないと思っていたためか、すぐに通り過ぎて行ってしまいました。
あまり意識的になっていなかったのです。
いいお話に接して幸福になる...そもそも幸福に感じる何ものも無かったならばそれに接しようとすることも無いでしょうが、幸福に感じたならそれをもっと意識してみるのです。
それはお話と共にあるものなら、それが終わったら消えてしまうのだろうか?
他の誰でもない自分自身が幸福に感じているのに、何故誰かのストーリーにばかり任せていられるのでしょうか?
意識的になるということは、自分自身を置いては無いのです。
精神的興奮状態と共にあるものなら、それが終わったら消えてしまうのだろうか?
意識的になることで、幸福な状態というものは、爆発的に動的なものとして表れることもあれば、より根本的には、静的な静寂をもった常在なものでもあることが知られるでしょう。
幸福であることを意識してみる...それは全くもって自己自身のことなのです!
ただのお話にするのはモッタイない!...




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